公立校巻き返しを狙う、県立千葉中学校

社会貢献への志やいろいろなことに興味・関心を持ち強い学習意欲をもつ生徒が求められている県立千葉中学

社会貢献への志やいろいろなことに興味・関心を持ち強い学習意欲をもつ生徒が求められている県立千葉中学

創設130余年の伝統をもつ首都圏有数の公立進学校・県立千葉高校の併設校として2008年に開校。公立離れの追い風に乗って私立が躍進するなか、公立巻き返しをねらい満を持しての開校とあって世間の注目を集めている。

県立千葉高校がこれまで培ってきた歴史と伝統を生かして、「自主・自律」の精神、「揺るぎない学力を基礎とした幅広く深い教養を育成する」「他人の痛みのわかる、うるおいに満ちた人間性を育成する」「わが国の伝統や文化に対する深い理解」をもとに、「社会貢献の志」と「自己を確立する基盤を育成する」教育方針に掲げ、「日本でそして世界で活躍するリーダー」の育成をめざす。

高い学力育成を前提としたリーダーシップ教育を重視する千葉中学校だが、その求める生徒像は、知識の面では不十分でも、社会貢献への志やいろいろなことに興味・関心を持ち強い学習意欲をもつ生徒、協調性のある生徒、吸収力やコミュニケーション力を備え入学後に伸びる生徒を求めているといえよう。文武両道で部活動も盛ん。なお、高校での外部募集もある。

優秀者には「千葉高ノーベル賞」を授与

県立千葉中学校が学びの特色として掲げるのは、互いに切磋琢磨する「協同的な学び」と、段階的に繰り返して学習する「スパイラル学習」。高校や大学レベルの内容も必要に応じてスパイラル学習のなかで学んでいく。

「人間力」育成のための学びの場として、県立千葉高での蓄積を生かした「学びのリテラシー」「ゼミ」「プロジェクト」を実施。

「学びのリテラシー」は学校設定教科として中学では各学年週1時間、グループ学習や調べ学習を交えながら「調べてまとめて発表する力」「話し合う力」といった自学とコミュニケーションのための基礎能力を養う。

「ゼミ」は総合的な学習の時間Iとして、中学では20人程度でゼミを編成。「環境」「情報」「国際理解」など時事的で教科横断的なテーマのもとで研究する。高校では3年間を通して個人研究を行い、優秀者には「千葉高ノーベル賞」を授与。

さらに「プロジェクト」は総合的な学習の時間IIとして、生徒の企画・運営により千葉高OB・OGをはじめとした社会人を招いて講演会などを開催している。