旅館/宿・旅館関連情報

東京から一時間、癒しと醸しの半島を訪ねて 究極の「癒し宿」に泊まる(3ページ目)

都会の日常に疲れたとき、静かな森と海と、美味しい料理があなたを癒してくれます。遠くて近いスローライフの里へ。

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

レンタカーを借りれば、奥能登をさらに楽しめます。
“さか本”や“さんなみ”が取れなくとも、日本海をみながら国民宿舎きのうら荘で、ぼーっと気楽に過ごすのも一興。ちょっと古くなったけど、安くて気軽に泊まれます。(素泊まり4,000円~)
木の浦海岸まで下り、レストハウス(夏季以外休業)の裏に隠れているのは、奥能登の旅人が必ず立寄る二三味珈琲の舟小屋。都会の喫茶店を想像していると、頭の中がひっくり返る小さな小さな焙煎工房です。小屋の前の流木の椅子に腰掛け、海を見ながら、本物の挽きたて珈琲の味を愉しんで来てください。
千枚田と呼ばれる棚田が残る奥能登の海岸線を走れば、能登料理を囲炉裏端で供してくれる庄屋の館
隣の能登観光ホテルでは、海の見える露天風呂付き客室も新設。敷地内にはわんこ専用のお風呂もあって、ペット連れの癒し旅も受け入れてくれます。
さらに、もっとディープに奥能登の田舎を楽しんでもらおうと珠洲の皆さんが立ち上げたのが珠洲交流プログラム。農家民泊をはじめ、すいか収穫・伝統的な塩作り・炭焼き・定置網の引き上げ作業など各種ワーキングホリデーまで。少し長めの休みを取って、奥能登に浸り、都会の垢を落としたい方にはぴったりです。
能登で出会った、いも菓子舗の泉谷さんから預かった言葉を最後にご紹介します・・・
東京から、一時間。皆さんも能登を訪ねてみませんか。

時の流れに振り回されている方はどうぞ能登へ。
ジカンを自分のモノにできる空間。
ジンワリと体内に力を宿してくれるヒトがいる場所。
それが能登です。



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