温泉へ一人旅するときのコツとおすすめ旅館(2ページ目)

人気観光地は避ける

まさか「伊豆・箱根の部屋露天の人気宿に一人で泊まりたい」なんてお考えの方はいないと思いますが、まだまだ人気観光地は一人旅を受けない宿が多いほか、一人で行っても落ち着かないと思います。むしろ、山の秘湯や湯治場の雰囲気のある静かな温泉地が一人旅向き。そうした地域には、一人旅を受け容れてくれやすい環境、地域性がありますからね。

一人旅料金は表示されていないことが多い

ホームページで宿探しをしていても「一人料金が載っていない」ケースが多いと思います。というのも、「日によって受けられない場合がある」うえ、一人旅ではなく、例えば30人の団体なのに「全員一人部屋で」とか言われる“おそれ”があるからです。残念ながら「ここに一人部屋ＯＫと載っているじゃないか」と言われたときに返す言葉がなく、仕方なく「一人旅ＯＫなのに一人料金を載せない」ことになってしまうのです。

社長が若く、視野が広い宿は一人旅を受けている

これは私の偏見かもしれませんが、経営者が若い世代の宿は、一人旅に理解がある宿が多いと思います。そうした社長は国際的な経験（留学や旅行）をしていることが多く、ご自身の体験上一人旅に理解があることが多いからです。逆に、高度経済成長期の栄光を引きずった経営者の宿は、昔ながらのやり方（一人旅×）のところが多いみたいです。実はこれが私の宿探しの一番のコツなのですが、そうした宿を探すヒントとなるサイトもこの後ご紹介いたしましょう。

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■　一人旅ＯＫの宿　（次頁は「私のおすすめエリア」）

では、いったいどの宿が一人旅ＯＫなのでしょうか。
おそらく「３６５日のうち３００日は一人旅受入れＯＫだけど、一人料金は特に決めていない、もしくは表示していない」という宿が旅館全体の８割以上だと思います。

もちろん、通年受入れＯＫだとか、別所温泉の上松屋旅館のように積極的に受けている宿も多くなっています。
そう考えると、実はほとんどの宿が交渉すれば一人旅ＯＫのはず。
でも、やはり「一人旅ＯＫ」と表示してくれるか、誰かの「お墨付き」が欲しいですよね。できれば、できるだけ評判の良い宿に泊まりたい。
そんな方の参考となるサイトをご紹介しましょう。

★一人で泊まれる全国の宿大集合！

【コメント】福島県の旅館ご主人が全国の宿に投げかけ作成した、一人旅ＯＫの宿データベース。通年ＯＫか一時期か、素泊まりはあるか、１泊２食か、わかりやすい表になっていて、現時点では一人旅向けに最も充実したサイト。若手経営者の宿が多く参加しています。

★イイ女一人旅の宿

【コメント】女性向け一人旅ＯＫの宿を紹介したサイト。掲載は宿の自己申告と思われますが、女性一人旅歓迎をうたった積極的な宿であるのは確かです。

★ぶらり温泉一人旅

【コメント】神戸在住の寺本さんがレポートする一人旅温泉情報。「おすすめ度」もあり、利用者側から見て実感が湧く情報サイトです。秘湯系から大型旅館まで充実。

★温泉万歳！(一人旅の部屋)

【コメント】作者が訪ねた膨大な数の温泉宿を雰囲気や風呂、食事などのカテゴリーで評価しています。それはあくまで主観とはいえ、一人旅情報も充実していて、同じ利用者として参考になるサイトです。