***宿に着いたら***
■お風呂の法則
男性はまず湯船、女性はまず洗い場へ行くっていう法則知っていますか。女性浴場では洗い場が多いと喜ばれます。だけど、行きなり湯船に入るということは、特にお酒が入っていた場合体にも負担がかかります。男性陣は、女性を見習った方がいいかもね。
■露天風呂
露天風呂は自然の中にあります。爽快な露天風呂ほど、雨が降ったり、葉っぱが浮かんだりします。どうか、この自然現象は許してください。雨はシャワーだと思ってね。
■湯の華
泉質により、たまに湯の中に黒っぽい粉のようなものが入っていることがありますが、これは湯の華といって温泉の成分。むしろ、これを取りさってしまう循環ろ過機を導入する温泉も増えていますが、これでは温泉の効能が半減してしまいます。温泉は100%天然であることが命です。湯船からお湯があふれているかどうかが循環湯かそうでないかの見分け方。あふれていたら、それは100%天然温泉です。
■タオルとアメニティ
持って帰ってもいいもの。手ぬぐい・歯ブラシ・ひげそりなど。それ以外は持ち帰り禁止です。バスタオル、浴衣、化粧品、スリッパ、ドライヤー、冷蔵庫などの持ち帰りはできません。最近では、少しでも安く泊まっていただくために、アメニティを有料化するところもでてきています。
■冷蔵庫のビール
客室の冷蔵庫のビールって高いですよね。宿泊料をどんどん下げて、こういうところにしわ寄せが来ています。でも、館内に自動販売機を置いて、市中と同料金で売る宿も増えてきました。行く前に聞いてみると、わざわざコンビ二で買って行かなくてもいいかもしれませんよ。
■持ち込み禁止
はっきり言って、飲み物やお菓子の持込みを禁止する宿があれば時代遅れ。でも、食べ物だけは要注意。宿では食中毒にとても気をつかっています。持込みの食べ物で中毒になっても宿の責任が問われます。そのために食べ物の持込みは遠慮しておきましょう。
■おみやげ
お土産を買うことも楽しみのひとつ。お土産には委託品といって、業者が置いていき、売れなければ引き取るというものと、買切品といって、宿が仕入れて売っているものがあります。もちろん買切品の方が宿の気持ちがこもっています。そのお土産はどこで作られたものなのかチェックしてから買うのがおすすめです。
■ありがとう
今日の宿はいかがでしたか。宿は皆さんの意見を聞きながら経営しています。何事も我慢せず、いい思い出を作って帰ってくださいね。皆さんの「いい思い出」が、宿の商品です。
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