桜前線も日本列島を北上し、春らしくなりました。
春になると出かけたくなるのは、何も歌の世界だけではありません。卒業、春休み、なんて言葉が聞かれると、社会人の方も靴箱からスニーカー出してそわそわし始めませんか。
さて、私が好きな花見の場所は伊豆高原と京都円山公園(枝垂桜)。伊豆高原にはその名の通り花吹雪という女性に圧倒的人気を誇る宿もあります。駅から続く桜並木は圧巻です。京都では東山・高台寺界隈に宿を取り、庭続きの円山公園まで枝垂桜を観賞に行くなんていうのがおすすめです。元奈古という小さな宿などいかがでしょう。
でも、これをお読みのかたは、ご自身の花見スポットはすでにお持ちの方ばかりと推察します。そこで、ちょっと遠いけど一度は見ておきたい珍しい花見スポットをご紹介します。
それは、北海道の方にはお馴染みのお花見。それも木に咲く桜ではありません。
その名は「しばざくら」。オホーツクも近い滝上(たきのうえ)町の丘一面をショッキングピンクに染めるその姿は、それは見事です。北海道にお住まいの皆さんは、5月中旬になると道内あちこちから滝上町の滝上公園や東藻琴町の芝ざくら公園などへ芝桜見物に出かけます。ちょうどオホーツクの毛がにもシーズンで、紋別や網走に一泊する手もあり、一日中缶ビール片手に遅い春を満喫するのです。特にこのシーズン、案外道外の観光客が少ないので、安くてゆっくり泊まれる時期でもあるのです。(このあとオホーツクの毛がには脱皮して身が痩せてしまい、活き毛がには出回らなくなってしまいます。そういう意味でも4~5月のオホーツクはお得ですよ)。
滝上町にはホテル渓谷という展望塔やエステルームのあるお洒落でお得な第三セクターホテルがあり好評です。ただし、芝桜まつりの期間中は混みあいますので予約はお早めに。
芝桜は6月上旬まで半月ほど咲いていますし、北海道には梅雨がありません。
4月にお花見した方も、できなかった方も、ひと月遅れのお花見&旬の毛がにツアーを計画してみてはいかがでしょうか。
そうそう、5月にオホーツクに行くなら、滝上で芝桜観桜のあと、上湧別町のチューリップ畑に立ち寄り、網走天都山で日本最後のソメイヨシノのお花見を楽しむという「お花見3連打」もできますねー。
それでは、皆さんのお花見会場へGO!
日本全国各地のお花見旅行へは、桜開花情報をチェックしてからでかけましょう。
お花見にいってらっしゃい。
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