旅の準備・お得・便利/交通手段の技ありテクニック

JR・新幹線のチケットの基本と利用テク(2ページ目)

JRの乗車券、新幹線を初めとする特急を利用する際に必要な特急券は、買い方一つで随分と節約ができます。意外と知らないJRの乗車券、特急券の基本情報と利用方法をご紹介します

村田 和子

執筆者:村田 和子

旅の準備・お得・便利ガイド

長距離は600キロを超えれば乗車券が10%OFFに(往復割引)

往復割引とは、営業キロが片道600キロを越える区間を同一経路で往復利用する場合、往路・帰路の乗車券がそれぞれ10%割引になるというもの。
実はJRには、こんな割引制度があるんですね。

例えば東京から岡山まで行く場合、営業キロは732.9キロなので往復割引が適用となります。

東京―岡山間の新幹線を利用する場合、片道ずつ購入すると乗車券は10190円となります。往復割引を適用して乗車券を購入すると、それが
10190円×0.9=9171円(10円未満端数切り捨て)……9170円と、片道で1000円、往復で2000円以上もお得になる計算です。

有効期限は距離数に応じて決まる。往復の場合は、上記×2をした日数が有効期限
往復割引を適用するには、購入の際に「往復でお願いします」といえば、”ゆき””かえり”と印刷された割引適用後の切符が購入できます。ただし、有効期限内に往復しなくては無効となってしまうため、長期間滞在する場合などは利用できません。切符の有効期限は右の通り距離に応じて変ります。

ちなみに東京~新大阪間は552.6キロで対象キロ数に届きませんが、例えば新大阪から更にJRを乗り継ぐ場合など、在来線もあわせてトータルで乗車の営業キロが600キロを超えれば、往復割引の対象になります。また、東京から新神戸は600キロに届かず往復割引は受けられませんが、実は600キロを超える駅まで往復で購入した方が10%割り引かれて安くなります。

有効期限内なら途中下車し再び乗車することも可能ですから、例えば新大阪駅で新幹線を下車し、一泊してから最終目的地へ向うこともできます(特急券は前途無効=2日目は特急に乗れない)遠出するときは、距離数を確認してみましょう。

■営業距離を調べる
えきねっと~JR運賃料金案内(JR東日本)

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