ポイント1でお伝えしたように、現在の電子レンジには、大きく3つの加熱方式があります。製品は、これらの組み合わせにより、次のように分類されています。

単機能レンジ

マイクロ波だけ搭載されている、いわゆる電子レンジ。「あたため以外の機能はいらない」という人なら、価格が安いので検討の価値はありますが、出力やあたため具合を感知するセンサーなど、基本性能は低いものが多い。現在は、機種がかなり少なくなっています。

■代表機種: NE-EH228(パナソニック)
マイクロ波だけの単機能モデル。「オーブンは別で所有」と言う料理好きにも満足できる1台。

 

オーブンレンジ

マイクロ波とヒーターを搭載し、電子レンジとオーブン・グリル機能が両用できるタイプ。最近は、スチーム非搭載のタイプが減り、このジャンルに該当する機種は減ってきています。

■代表機種:RG-GS1(三菱)
オープンレンジですが、特に「グリル」機能に力を入れたモデル。レンジとグリルのリレー調理が目玉機能

 

スチームオーブンレンジ

最近は大半の機種がこのタイプですが、スチームが自動で噴射され、オーブン調理だけでなくマイクロ波の時も使える上位機種に対し、廉価機種は角皿に水を張る方式となり、オーブン調理の時しか利用できません。また、シャープ・ヘルシオも、このスチームオーブンに含まれますが、厳密には「ウォーターオーブン」という別ジャンルを提唱しています。

■代表機種:AX-XW300(シャープ) ※2016年9月発売
「過熱水蒸気」を世に知らしめた功績は大。スチーム搭載機種が多々ある中、過熱水蒸気だけで焼くのはヘルシオだけ(通常ヒーター・マイクロ波が併用されています)。

大半のオーブンレンジに、スチーム機能が搭載されている今、決め手となるのは、スチーム加熱の方法です。減塩・減脂を期待したり、再加熱(あたため)や解凍時にもスチームを利用したければ、「自動(※給水タンク付き)タイプ」を選ばないと期待どおりの効果は見込めません。

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以上のように、レンジにも様々なタイプがあります。調理器具のひとつとしてフル活用したいのか、あたためだけでよいのかにより、おのずと必要な機能は変わってきます。自分の目的をしっかり見極めて検討してください。

オーブンレンジの価格差は、各加熱方式だけではなく、他の機能によっても違います。次は、その機能についてまとめてご紹介します。

電子レンジ・オーブンレンジの選びのポイント:価格差に影響する機能を知る >>


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