2018~2019の年末年始、新幹線混雑状況
2018年は、仕事納めの多い12月28日が金曜日。28日夜から、例年なら混雑が落ち着く31日(大晦日)も午前中は、下り方面の新幹線は混雑してます。特に29日は終日、30日も夕方出発までは、普通車は満席という方面も少なくありません。Uターンについては、1月3日(木)がピークですが、今年は休暇が長い人も多く予約はばらけています。それ以外は時間や列車を工夫することで予約は可能です。
それでは、JR各社からの発表(12月13日)、ならびにJRサイバーステーション等からガイドが独自に調査をした2018~2019年末年始の混雑状況(12月18日現在)、ならびに手配をする際のポイントを速報でお伝えします。
<目次> ※以下の情報は12月18日現在のものです。刻一刻と状況はかわりますのでご注意ください。
下りは12月29日(土)・12月30日(日)、上りは1月3日(木)がピーク
年末年始の新幹線、工夫次第で予約もしやすい
混雑する東北新幹線(東京→新青森)、秋田新幹線(東京→秋田)は、29日、30日は終日グリーンも含めて満席。31日も混雑しており、早朝あるいは夜遅い列車がねらい目です。東海道・山陽新幹線(東京→博多)は、29日は普通車・グリーン車ともに終日ほぼ満席。30日は17時以降に東京発の列車は、グリーン車は空きがあります。
その他の方面(区間)についても、29日(土)は終日、30日(日)夕方までは混雑し、普通車は満席、グリーン車も若干空きがあるという感じです。帰省の予定を30日夜以降にする、あるいは前倒しするなどが必要です。小さなお子さん連れなどは早めに帰省、お休みが長い方は年が明けてからの移動なども検討されるといいでしょう。
■Uターンラッシュ(上り)は、1月3日(木)がピークで、他は時間次第で予約OK
最も混雑する東北新幹線(新青森発→東京)、東海道・山陽新幹線(博多発→東京)を中心に1月3日は終日満席となっています。ただしそれ以外の日程は時間を工夫すればまだ予約ができます。
これから予約をする場合のポイントは、帰省列車をまずは確保すること。1月3日の上りは避けること。臨時列車はJR各社のリリースページなどで適宜発表されますので、そちらもチェックするといいでしょう。
年末年始新幹線方面別の混雑傾向
2018年12月13日にJR各社から発表されたデータによると、昨年同時期の予約状況と比較して、全方面で対前年プラスとなっています。また暦の関係から、今年は帰省ラッシュが29日、30日に集中。自由席はかなりの混雑が予想され、お子様連れなどは、日程をずらすなど策を講じることをお勧めします。対して、Uターンラッシュは、1月3日(木)がピークで終日満席。1月2日(水)、4日(金)も混雑をしていますが、例年と比較すると朝の列車を中心に取りやすくなっています。(JR東海ではお子様連れ専用のファミリー車両もありますので、利用を検討されるといいでしょう。こちらはツアー商品となりキャンセル規定や料金などが通常と違うのでご注意ください。JR東日本びゅうでもお子様向けの新幹線を発売しておりましたが、現在満席となっています)
各社発表、及び実際の予約状況から、各方面のピークは以下の通りです。
JR北海道(北海道新幹線)
予約前年比 103.2%%
下りピーク(新函館北斗発着)12月29日、上りピーク1月3日
※ピーク時も比較的余裕あり
JR東日本(東北・北陸・上越・秋田新幹線)
予約前年比 107%
下りピーク12月29日、上りピーク1月3日
※ただし、北陸・上越新幹線は、下りピークは時間をずらせば予約可。上りピークは満席
※東北・秋田新幹線は、下りは29日・30日・上り1月3日は激しく混雑
JR東海(東海道新幹線)
予約前年比 113%
下りピーク12月29日 上りピーク1月3日
※29日の下りピークは、博多までは満席、新大阪までは夜遅い便であれば予約可。
30日は夜遅い便に一部空きあり。1月3日は、早朝ならびにグリーン車に一部空きがあります。
JR西日本(山陽新幹線・北陸新幹線)
予約前年比 111%
下りピーク 12月29日、上りピーク1月3日
※ピーク時の山陽新幹線(新大阪-博多間)は混雑。
それ以外は時間を工夫することで予約は間に合います。
JR九州(九州新幹線)
予約前年比 108.9%
下りピーク12月29日、上りピーク1月3日
※ただし、ピーク時も余裕あり
年末年始の休暇は、官公庁・一般企業とも12月29日(土)から1月3日(木)までが多く、1月4日(金)を休めば9連休。製造業などのメーカーでは、12月28日(金)から1月6日(日)まで10連休という企業も多くあります。休暇が長く、ボーナスも良かったことから、外出傾向は強い年末年始といえそうです。また今年は、年が明けてから帰省や旅行へ出かける傾向もあります。
状況は各方面により異なりますので、本記事の予約のポイントやリンク集を参考にしながら早めに計画をしましょう。
※本記事は、JR発表時(12月14日)の概況と、ガイド独自調査(12月18日)を元にしています。状況は日々変化しますのでご了承ください。
2018年-2019年年末年始、今から予約する場合のポイント
これから旅行や帰省の予約を立てる場合のポイントは以下の通りです。- 年末の下りは、12月29日、ついで12月30日がピーク。29日は全方面厳しいが、30日は夜遅い時間を中心に予約ができる列車もある。
- 年始の上りのピークは1月3日。この日は各方面とも東京方面の上り列車は混雑。指定席は始発から最終までグリーンをのぞき完売が多くなっています。
- 混雑が激しいピーク時は、子連れで自由席等の利用は避けた方が賢明。うまく日時の調整を。
- 1月1日はどの方面も空いています。JR西日本では乗り放題きっぷも発売。
時間帯を工夫する
2018年-2019年年末年始については、移動時間を工夫することでスムーズに予約ができる方面が多くあります。毎年の傾向として年末の下り列車については、午前中から混み合い、比較的夕方以降は混雑が緩和され、年始の上りについては逆で、午後から混み合いますので朝早い時間帯に空席が多くなります。※ただし、12月29日の帰省、1月3日のUターンは、現状でも終日厳しい状況です。
休みが長いのなら、年明けに動く手も
慌しく年末に無理をして帰るよりも、日程に余裕があれば、年が明けてから帰省や旅に出るのもいいでしょう。臨時列車を狙う
混雑日には、臨時列車が設定されることがあります。各JRのホームページなどで発表されるのでチェックするといいでしょう。途中で乗り換え、分割して特急券を購入
ガイドが調査した所、最も予約が厳しいのは九州(博多方面)、および新青森方面から東京への年始の上り方面の長距離区間。こういった場合は、途中で新幹線を乗り換えるのも手です(※乗車券は必ず通して購入してください)。例えば博多→東京なら、乗車券はそのままの区間で購入し、新大阪駅で新幹線を乗り換えるため、指定席を博多→新大阪、 新大阪→東京と分けて購入します。新大阪駅は乗客が入れ替わる率も高く、新大阪始発の列車も多いので、比較的指定席がとりやすくなります。価格は、駅構内で乗り換えをするのなら(改札をでないのなら)、通常の購入と変わりません。乗り換えの手間はありますが料金も変わらないので、長時間座れないリスクを避ける手段としてはお勧めです。
あるいは、せっかくなら、乗換駅で改札を出て、観光をしてみるのもいいのでは? その場合は、特急券を博多⇒新大阪、新大阪⇒東京で、それぞれ購入が必要です(乗車券は通しで購入)。特急券をそれぞれで購入すると、通して購入した場合より2070円高く合計で11000円(指定席特急券のみ)となりますが、これで旅先の楽しみが増えるなら選択の余地はありそうです。乗車券は有効期限内なら途中下車が可能なのでそのままでOKです(※途中下車についてはこちらをご覧ください)。
また宿泊施設も、海外旅行も人気とあってか、年末年始もまだ間に合います。安くあげるなら、12月25日-12月28日泊は、料金も安く空室も十分。ぜひ上手に旅の計画をしてみてください。
便利リンク集:最新の予約状況は「JRサイバーステーション」&各社発表のリリース
予約の際に参考になるサイトを紹介します。タイムリーな予約状況は「JRサイバーステーション」
現在の予約状況を知りたい場合は、「JR CYBER STATION(JRサイバーステーション)」が便利です。全国の新幹線、在来線特急などの予約状況がわかります。切符の手配は、ネットでの購入が便利ですが、窓口で手配する際も、ある程度混雑状況を調べてからいくとスムーズに予約できます。一点注意としては、予約状況はあくまでも「何席空いているか?」の割合で○・△・×を表示しているため、家族連れやグループなどで、まとまった席が必要な場合は○だからと安心はできません。特に大人数で移動の際は、早めに予約をするようにしましょう。
JR各社 年末年始新幹線予約・混雑状況
JR各社から発表された予約状況は以下の通りです。お得な切符やサービスも一緒に案内がされているので、一読されるといいでしょう。- JR北海道プレスリリース(2018/12/14)
- JR東日本プレスリリース(2018/12/14)
- JR東海プレスリリース(2018/12/14)
- JR西日本プレスリリース(2018/12/14)
- JR九州プレスリリース(2018/12/14)
関連記事
- JR・新幹線のチケットの基本と利用テク
- 特急列車が運休・遅延! こんな時どうする?(JR編)