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秋に旬の食材と名月を楽しみ、愛でる。 年中行事と食文化5-お月見

秋の風物詩・お月見は、十五夜と十三夜と、年に2度あります。しかもこの2つの月見の日には、それぞれ食べ物にちなんだ名前もつけられています。今回は【年中行事と食文化】シリーズ第5弾。

執筆者:野上 優佳子

―◇ INDEX ◇―
■ 『お月見』って、いつ?-十五夜と十三夜
 ■ 芋名月と豆(栗)名月



 お月見って、いつ?-十五夜と十三夜

中秋の名月、という言葉をよく耳にします。秋の夜空にくっきりと浮かぶ満月はやはり美しいもの。

中秋の名月とは旧暦8月15日の夜に見られる満月のこと。俗に「十五夜」とも呼ばれます。この風習は、古代中国の名月観賞の思想が日本に伝わったものでその歴史は古く、平安・奈良時代には貴族の間で盛んに行われていたそうです。

そしてもう一つ、旧暦9月13日の夜の満月は「十三夜」と呼ばれ、同じようにその美しさを愛でる習慣が日本にはあります。十五夜が古代中国からの伝来なのに対して、「十三夜」に関しては日本独特の習慣だといわれています。しかし、十三夜の習慣はとても古いようです。
たとえば、吉田兼好の徒然草には、

「 八月十五日、九月十三日ハ婁宿(ろうしゅう)也。此宿清明ナルユヘニ月ヲモテアソブニ良好トス」

という記述が見られます。そのほか、千載集や源氏物語・夕霧の巻などにも十三夜の月見の風習を見ることができます。

この風習の由来については、菅原道真が九月十三日の月を見て、月の光が鏡のようだという詩を読んでから一般に十三夜の風習が広まった、という説やその他いくつかの説がありがありますが、真偽は定かではないようです。
また十五夜と十三夜、片方の月見だけしか行わないことを「片見月」といって、忌み嫌う地域も多いということです。

ちなみに2001年の十五夜(旧暦8月15日)は10月1日、十三夜(旧暦9月13日)は10月29日がそれにあたります。





次のページでは、十五夜と十三夜の別名と、食物とのかかわりについてご紹介します。
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