年中行事と食文化-クリスマス |
クリスマスとは
サンタクロースは誰?
クリスマス向けパーティーレシピ
クリスマスとは |
各国で暮らした経験を持つビジネスマンのドイツ人の友人から聞いた話では、本場ヨーロッパもそうですが、アメリカでもほとんどの人が、クリスマスは家族やごく親しい友人と家で過ごします。
ちなみに、オットがドイツに長期出張した時には、11月頃から社員食堂で「聖ニコラウス」をかたどったチョコレートが無料で配られていたそうです。
そもそも「クリスマス」とは、英語で書くと「Christ」(キリスト)の「mass」(ミサ)。つまり、イエス・キリストの降誕記念日である12月25日。(この日にちの決定には、聖書の解釈を含め歴史的な論議はあるようですが)本来はごく儀式的・宗教的な行事ということになります。
<関連情報>
ドイツのクリスマスとシュトレン(パンのサイト)
2002年版 パリのクリスマス&新年イベント(パリで暮らすのサイト)
家族と過ごす欧州風クリスマス(短期留学・ホームステイのサイト)
スイスで過ごしたクリスマス(国際結婚のサイト)
サンタクロースは誰? |
では「サンタクロース」とは誰?一般的にサンタクロースは4世紀にいた聖人「聖ニコラウス」が起源だと言われています。
ある日聖ニコラウスが、貧しいためにお嫁にいけない娘がいる家があるのを知り、その家の窓からこっそり金貨を投げた。するとその金貨は、偶然にも暖炉のそばに干してあった靴下の中へ入ったのだという。この話から靴下にプレゼントを入れる習慣が生まれた、という説があります。
数々の奇跡を残したといわれる聖ニクラウスの記念日は、実は12月6日で12月25日ではありませんが、クリスマスにプレゼントをもらう習慣は、キリスト降誕記念日と聖ニコラウスの日が融合したものなのでしょうか?
● サンタクロースの洋服が赤いわけ
もともと司教にとって赤は、自らの身命をかけて血を流しても人々を助ける決意の色とされていた、宗教的な意味合いをもつもののようです。
この「赤い服のサンタクロース」が一般化した理由として、サンタクロースの洋服を赤くしたのはコカ・コーラ社である、という説はあまりに有名。1930年代にコカ・コーラ社が、イラストレーターのハドン・サンドブロム氏によるサンタクロースの広告で赤い服を着たサンタクロースを描いたことから、このイメージが一般的になった、と言われています。
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