収納/収納関連情報

「今日は捨て曜日」

捨てることよりも、何だか「捨てられない」というモノや気持ちを見つめる日。それが「捨て曜日」。追い立てられるように捨てるのではなく、自分の思いを整理しながら捨てるプロセスが肝心。

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

片付ける手間が煩わしいからモノは必要最小限しか持たない、そう固く決心しない限りモノは増え続けてしまいがち。そこで、あなたはモノを処分できますか?というアンケートを実施したところ、処分できると回答した人が56%でした。

グレイゾーンのモノはどうする?

捨てるときに胸にチクリと刺さる罪悪感や後ろめたさ。この痛みを買うときに思い出せれば良いのだけれど...
処分できないと回答した人の多くは、アイテムによって処分できるモノとそうでないモノがあるから、ずばり処分できるとは言い切れないという人が多く含まれていることでしょう。

これは要らないとハッキリしているモノ以外は、どうしようかな?いつか使うかも....、捨てるとあとで後悔しそうだから....、なんとなく勿体ない気が....、といった気持ちや気分を捨てられないから、そのまま持っていることが多いのでは?

これは要る要らないと白黒が明確なモノではなく、そのどちらでもないグレイゾーンにあるモノ達が実は悩ましい存在なのです。このグレイゾーンに属するモノ達があることによって部屋が片付かない、だから気分もくつろげないという悩みが生まれます。
ちょっと想像してみてください。これは必要だし使っているというモノはハッキリと自覚できるはず。その反対に、無くても良いかも...でも何となく持っているモノについてはボンヤリとしか頭の中に浮かばないもの。

「不要なモノを捨てれば部屋が片付く」と分かっていても、それを実行できない理由の一つがモノに対するその曖昧な意識。その曖昧さを明らかにする作業が、片付ける作業の第一歩なのです。
そこで闇雲に片付け始める前に、その曖昧なグレイゾーンを自覚するための「捨てられないモノリスト」を作ります。リストと言っても簡単な箇条書きのメモを作るだけ。そのメモづくりによって、捨てる覚悟と基準が固まるのです。

「捨てる」リストではなく、何故「捨てられない」モノリストなのか? その答えはズバリ。捨てることができるならリストを作る前に捨てているでしょ、という訳です。

それではまず、捨てられないモノで占拠されている意外な場所、洗面所を手始めにやってみます。と言っても、自分でリストを作ってから捨てる決断までのプロセスって面倒なもの。ですから、捨てられないモノリストを参考にして、自分に当てはめて気持ちの整理をしながらスッキリと片付けましょう。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます