引越し貧乏とは、敷金・礼金、引越し料金の支払い、さらに不要物を処分したり、新たに買い足したりして出費がかさむこと。引越しは新たなスタートとはいえ、やはり出費は痛い。そして、「何のための引越しなのだろう?」との空虚感もまた痛い。

引越し先で使えなくなったカーテン

引越し、カーテン
カーテンやカーペットなど、サイズが合わないと買い替えるはめに……。
せっかく調達した家具も、引越し先で使えないことは多いよう。「引越しでの痛い思い出は、カーテンですね。」とはA子さん。新婚当時購入した3LDKのマンションにかけたカーテンは、「目に入るものだから奮発してしまいました」と苦笑い。その額約30万円。「大きめだったら、サイズに合わせて切ることができると思ったのですが……」。

その数ヶ月後、ご主人に転勤の辞令が出ました。気になったのはピンクのカーテンのことです。旧居のサイズぴったりに作られたオーダーカーテンは、引越し先で使うには裁断しなければなりません。「いざとなるとその決断ができなかったんです!30万円もしたんですもの。押入れに仕舞い込んでしまいました。」と、その後5年以上、カーテンは押入れで眠り続けることになりました。引越し先から自宅に戻ったときには、シミと甘すぎるピンク色になじめず、再度お蔵入りにしてしまったそうです。

実家においた荷物の行方

引越し、家具
実家に送っておけば何とかなる、なんて考えは甘いかもしれない。
海外勤務が決まったBさん。「とりあえず荷物は、実家においておこう!」 海外勤務の数年間、家族の衣類、タンスなどを実家に預けておくことにしました。「倉庫も借りたのですが、実家なら衣類や布団など、風通しよく保管してくれるかなと思ったので」。

ところがBさん一家が海外で暮らしていた間に、Bさんの実家は建て替えが決まったようです。と、同時に多くの荷物が処分されてしまいました。その中にBさん一家のタンス、衣類、布団もすべて含まれていました。

「冗談みたいな話」と、ため息をつくBさん。老夫婦だけが住むBさんの実家は、すべて業者に任せきりで、『思いっきり処分』がなされたようです。
去る者は日々に疎し。実家には実家の生活が。一緒に住んでいた頃のように、頼り過ぎるのも考え物かもしれません。

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