引越し、ひどい
自分はこんな目に遭わないだろう、と思いたいけど……
今回は「引越しストレス」シリーズでも類をみない悲惨な引越しされたUさんの体験談。それは引越し荷物とともにあるモノも忽然と消えてしまったのです。でもこれは決してSFではありません。全て実話です。


引越しは安いのが一番

Uさんは現在北陸地方にお住いの会社員。これは数年前、Uさんが東京での4年間におよぶ学生生活を終え、地元に戻った時の話です。地元を離れる時にはさほどなかった荷物も、東京で生活した4年間に荷物は増え続けました。テレビ、洗濯機、ベッド、パソコン、製図台、それにダンボール20数箱分の荷物。単身パックでは到底収まりきれないので、一般的な引越しサービスを頼む事にしました。

引越し、電話
まずは電話をかけてみなくっちゃ始まらない!
はじめて業者に頼む引越です。何から始めたら良いか分からないまま、北陸地方にも営業所を持っている引越し業者をピックアップし、電話をかけることにしました。まずはA社。電話で荷物の量を伝えると約8万円との回答でした。続いてB社。すると「電話では正確な見積が出せませんので、伺わせてください」と、後日営業マンが現れました。見積額はA社より1万円安い7万円。ただし、条件がありました。中継地点で一度荷物の積み替えが行われること、そして荷物が届くまでに5日ほどかかることでした。

わずかではありますが料金が安かったことや、見積時にダンボール箱を置いていかれたこともあって、結局B社に頼む事にしました。とにかく卒業や、部屋の片付け、就職活動とこれ以上見積に時間を取られたくなかったいうのが本音でした。


引越し、トラック
引越し時間より遅くても困るけど、早く来られても準備がねえ

これが事件の序章

引越しは、午後からの予定でした。午前中に用事をすませようと思っていた矢先に「ピンポーン」。ドアを開けてみれば、すでに20代後半の作業員2名が玄関口に立ち、引越し作業に取り掛かろうとしているではありませんか。

「引越しは午後からですよ。」と困惑するUさんに、「そんなこと聞いていません!」と作業員はキッパリと否定。悪びれる風もなくさっさと荷物を運び出そうとします。約束通りでないことに憮然としたUさんは、「まだ時間があると思ったので、洋服の荷造りやコンピュータもそのままです。いいんですか?」若者2名は全くそんなことを意にも介さず、さっさと作業に取り掛かり始めました。用意してきたハンガーボックスに洋服を掛け、大型家具、コンピュータを手際よく梱包。さらにUさんが大事にしていた建築模型数点も丁寧に包み始めました。

その作業をみるにつれ、さすがプロだな頼んで良かった!とUさんは感心したと言います。

荷物確認。開いた口が塞がらない

荷物は予定通り中継地点で積み替えられ、5日後にUさんの実家に到着しました。搬入は東京で作業をしてくれた2名ではなく、ドライバー1名だけです。実家に住むご両親の手を借り、引越しは無事完了しました。

引越し、荷物
無事荷物が手元に届いてホッとしたのもつかの間
実家に戻ったUさんは、落ち着く間もなく就職活動に精を出します。引越し荷物を解くことができたのは、引越しから数日たってからのこと。そして荷物を開けてびっくり。

「まさかと思ったんですが、無くなっているのですパソコン本体が!これは引越し当日作業員が梱包したもの。てっきりこちらのダンボールに入っているとばかり思っていました。」血の気が引いていく思いのしたUさん。無くなったものはそれだけでは納まらなかったようです。

ダンボールを開けるごとに紛失したものが明らかになっていきます。パソコン本体、スキャナー、ゲーム機、そしてCDやゲームソフトが入ったダンボール箱……。売却してすぐに現金に換えることができるものばかり。Uさんは、背筋が寒くなって来ました。

次のページさらに信じられない展開がUさんを襲う!?>>