通夜・葬式の弔問マナー/弔電・供花・供物

宗教別の供物・供花の捧げ方一覧

供物(くもつ)、供花(くげ)とは霊前に供える贈り物。供物、供花を贈る心得をまとめてみました。

中山 みゆき

中山 みゆき

冠婚葬祭 ガイド

All About がオープンした当初から3年半、前ガイドの夫と共に冠婚葬祭についての情報発信に積極的に関わる。現在は、その知識を生かして冠婚葬祭関連のアドバイス活動を重ね、「思いやり」の心を大切にした情報を発信し続けています。

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供物(くもつ)、供花(くげ)とは霊前に供える贈り物。地域やまた宗教や宗派によって内容が変わります。贈る前には必ず喪家や世話役に問い合わせて確認をすることです。今回は供物、供花を贈る心得をまとめてみました。

供花
宗派による供物、供花のルールがあるのでご注意を!

供物、供花を贈るマナー

通夜に贈る場合は、当日の午前中に、葬儀の場合は、前日に間に合うように手配するようにします。

■誰が供物、供花を贈るのか
一般的には、故人と特に親しかった人や親類。または会社や団体関係。

■贈る前に気をつける事は
地域やまた宗教や宗派によって内容やしきたりが違ってくるので、事前に確認する事。

■宗派による供物、供花のルール
仏式は焼香する。神式は榊(さかき)を手向ける。キリスト教は花を献ずる。ルールがきちんと決められていますので、注意すること。

<仏式>
供物 : 線香、抹香、ろうそく、果物、菓子、五穀など
供花 : 造花の花輪、生花、花束
<神式>
供物 : 果物、菓子、海産物、酒
供花 : 造花の花輪、生花、花束
<キリスト教>
供物 : 贈らない
供花 : 生花、花束

神式では線香、抹香は供えません。キリスト教カトリックの場合、祭壇への供物はしない。花を贈るなら教会でなく自宅に届けるのがベスト。プロテスタントの場合は生花のみ霊前に飾ります。また、神式では、供え方や飾り方などいろいろしきたりがあるので、現金を包む方が無難です。

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