災害時のガソリンスタンド

街中のガソリンスタンド、地震災害があったときには、石油に引火したら大爆発してしまうのではないだろうか?と思ってしまうかもしれません。しかし実はこの場所こそ町中でも最も危険度の低い場所であり、周囲が延焼しても焼け残るほどに火災にも強い場所だったのです。
   

災害時にガソリンスタンドは頼りになる存在

ガソリンスタンドが災害時に役に立つ理由はさまざま。
災害時に、街中で最も頑丈で、安全な場所はガソリンスタンドだったのです。
まずガソリンスタンドとは消防法や建築基準法において厳しく制限されていて、地下のガソリンタンクはたとえ地表面に炎が広がっても引火しないように、厚いコンクリートに覆われています。また建物も一般住宅よりはるかに強度の高い構造になっています。またガソリンスタンドの周囲は高い耐火性のある壁が義務づけられていますので、逃げ込む場所がなければ、ガソリンスタンドの高い天井の下はとても安全な避難場所になります。実際に阪神淡路大震災や新潟中越地震においても一件の火災事故は発生していないことがそれを証明しています。

また、ガソリンスタンドには、必ず消火器具や重機などもそなわっており、大規模災害時に火災の延焼を食い止めたり、倒壊した家屋の下からの救出などにも役立ちます。最近では自動体外式除細動器(Automated External Defibrillator)なども多く用意されていて、緊急時には大変頼りになる場所となっています。
 

災害時、ガソリンスタンドのとる対応とは?

災害時に役に立つガソリンスタンドについて解説
コンビニエンスストア同様に帰宅支援を行ってくれるガソリンスタンド。消火設備の他、ジャッキなどの重機が備わっています。
東海地震の危険が予想される静岡県では、静岡県石油組合による「大規模災害時協力ガソリンスタンド登録制度」があり、登録したガソリンスタンドでは、災害時に、以下のような支援を行うこととしています。

1.防災用品、消火器などの貸し出し

2.緊急車両に対する自動車用燃料の供給

3.周辺住民の安否情報のための掲示板の提供

4.周辺の被害情報や道路情報の関係機関への提供

5.給油所を一時的な緊急物資の保管場所として提供

このように自治体や企業は、過去の事例を参考にして様々な取り組みを行っています。ぜひあなたも自分の街にどんな建物があって、もしも遠方から歩いてくることになったならば、どんなところが自分たちを支援してくれるのかを確認しておいてください。

【関連サイト】
内閣府・ガソリンスタンド業界における防災事業

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