日本全国、どこでも被災の可能性がある!

被災に備えて対応の事前準備を

被災に備えて対応の事前準備を

私事になりますが、実は私は、1995年に起きた阪神大震災のとき、西宮市で被災した経験があります。そのときの経験を少しでも生かせればと思い、物資を運ぶお手伝いをしながら東日本大震災の被災地の保育園を訪れました。岩手県陸前高田市では、山間部まで入り込んだ津波の被害の想像を絶する酷さに言葉を失いました。津波の後に火事が起きた大槌町では、保育園の先生方が子どもたちを背負って逃げたという話をうかがいながら、ただ呆然とし、涙があふれてくるのを止められませんでした。

そして、今回、熊本、阿蘇、大分で激しい地震が起こりました。規模は私が体験した阪神大震災と同じですが、あの揺れを二度も体験するとは!!……熊本のみなさんの恐怖は、筆舌に尽くしがたいものだと思います。それでも過去に同じく震災を経験した者として、その痛みを少しでも分かちあうことができればと思う次第です。

活断層も多く、地震活動が活発になってきているように感じる日本。いまや日本全国どこでも、このような大きな災害が起こると考えておくべきだと思います。


災害発生! 緊急時の連絡方法・避難先をどうする?

子ども

小さな子どもを守るため、いざというときのために備えよう

大きな地震や災害が起きた場合、特に、赤ちゃんや小さな子どもがいるご家庭は、すぐに震災弱者になります。いざというときのために、備えておくことがきわめて重要です。

さて、東日本大震災を、私は東京で体験しました。震度5強でしたが相当長く、強い揺れでした。ビルのエレベーターが止まり、電車が止まりましたが、学校と保育園にいる子どもたちを、なんとしても迎えに行かなければなりません。電車が復旧する見通しも立たなかったことから、私は自宅まで13kmの道のりを歩いて帰りました。

 


緊急時の連絡方法は?

災害が起きたとき、まず最初にしたいのは家族同士の安否の連絡です。家族の居場所としては、次のようなパターンが考えられます。

  1. 学校や保育園、幼稚園に行っている子ども
  2. 会社に行っているパパ、ママ
  3. 家にいる家族
  4. どこかに出かけている家族
  5. 離れた場所にある実家や親戚
     
それぞれがどのように連絡を取ればいいか、いろいろなパターンを想定しておきましょう。
 
  1. 日中に災害が起きた場合、幼稚園や保育園、学校などの公的な場所で災害にあった場合は、親が迎えに来るまでは子どもを守ってくれることになっています。ただ東日本大震災の場合、、かなり多くの学校で、親を待たずに子どもを帰したところがあり、問題になりました。災害の際の対応を話し合い、学校や自治体に「子どもだけで帰さない」と確約しておくべきでしょう。
     
  2. 会社からどのように帰ってくるのか、帰宅ルートをしっかり考えておきましょう。地図を用意しておくのはもちろん、できれば会社に置き靴をしておくと安心です。
     
  3. 家にいる家族は、家が壊れていなければ家にいたほうが安心。もし、火事や津波などが起きそうな場合は、家族であらかじめ避難する場所を決めておきましょう。
     
  4. どこかに出かけているときに災害に遭う可能性も高いものです。できればいつも歩きやすい靴を選んで履き、身分証明書などを身につけておきましょう。子どもの母子手帳や名札(名前、連絡先を記入)なども用意しておくとよいでしょう。どこに出かけるか、家族に大体の場所を告げておくのも、こんな時代のルールといえるかもしれません。
     
  5. 離れたところにある実家や親戚は、災害が起きた時に連絡ステーションの役割を果たしてくれます。災害の中心地ではなかなかつながらない電話も、外からだとつながることも。学校や幼稚園・保育園、会社などへの連絡を頼んでおくと安心です。


>> 携帯、メール、ツイッターなど複数の連絡方法を確認しておこう