季節に合う家事できれいにしたら、お部屋に季節をとりこむ楽しみも広がります。 |
10月(神無月)の暦。秋深まる
お米や野菜・果物の多くが実りの時期を迎える10月。カラッと晴れる日が多いいっぽう、一雨ごとに気温が下がると感じられることから一雨一度ともいわれる時期でもあります。季節感をあらわす暦の上では、中秋の名月(今年は6日。以下今年の日付より)のほか、露が冷たくなって秋が本番を迎える様子を表した寒露(かんろ)(8日)、各地で霜がおりはじめる頃といわれる霜降(そうこう)(23日)があります。季節の楽しみ方については暮らしの歳時記もご参考にどうぞ。旬を味わう
旬を迎えた食物を長期保存できる形に手を加えていく作業が大事な家事だった昔とちがい、今は食べ物が色々と手に入る時代。でも、栄養豊富なうえ、多く出回るためにお買い得な旬の食材は、たくさん味わいましょう。10月に旬を迎える国産の農作物は、柿、りんご、里芋、山芋、ねぎ、生姜、さつま芋、ジャガ芋、いちじく、かぼすなど。魚介類ではカツオや秋刀魚、鮭、アジ、真イワシなどがあります。『食欲の秋特集 秋のレシピ集』をぜひご参考に♪
秋は収穫をお祝いし感謝する行事が各地にあります。身近な所ではお月見もそう。大切に過ごしたいですネ。収穫祭といえば10月31日のハロウィンも。お祭り好きなわたしたち日本人、こちらも楽しんじゃいましょう。
冬物衣類をぼちぼち準備
冷え込みがすすむ季節ですから、寒さ対策をはじめる時期でもあります。シーツや布団、カーペットやカーテンなど冬物にとりかえるなら今のうちに。お布団を干すのもお洗濯をするのも、気持ちよいシーズンです。衣類も同じです。学校などでは制服の衣替えの季節。セーターやコートなど真冬の衣類も、ぼちぼち出しておくと、いざというときに防虫剤の臭いプンプンで出かけることがありません。夏や初秋の衣類をしまうときの注意は、ガイド記事『上手な衣替え~夏物から秋冬物へ』をご参考にどうぞ。
家に風を通すのに一番よい季節
現代のおばあちゃんに教わった知恵です。夏やエアコンのため、冬は暖房のために家を閉め切る日が多い現代型の暮らしでは、この季節は家に風を通すのにぴったり。窓をたびたび開けても暑くも寒くもなく心地よいので、家にこもった湿気をカラッとした空気と入れ替えます。ソファなど家具の後ろは手も目も届きにくい場所。夏の間のホコリや砂に9月の秋雨でたまった湿気が加わって、場所によってはカビが発生していることもあります。この季節にぜひ、窓を開け放ってお掃除しましょう。靴箱や洗面所の収納、シンク下やクローゼットなど、日ごろ閉めきっている収納場所にも風を通しましょう。
まだまだ要注意。食中毒対策
厚生労働省が発表している統計資料によると、食中毒の発生件数のピークは10月までつづきます。お弁当をもってのお出かけも多い季節ですから、食中毒対策にはまだまだ注意が必要です。もちろん冬だからといってゼロになるわけではありません。ガイド記事『細菌を寄せ付けない"安心お弁当"』や『夏のキッチンの衛生管理ポイント』をもう一度チェックしてみてくださいね。冬物家電をメンテナンス
こちらは現代主婦の知恵。暖房器具を出して、ファンヒーターや加湿器はフィルターを洗い、取替えタイプならきれいなものにして一度は窓を開けた状態で運転させておきます。いざという時にちゃんと動くかどうかの確認だけでなく、夏の間にかぶったホコリをはらって衛生的にし、運転効率をよくしておくためです。これから加湿器を買おうという方、マメなメンテナンスが必要なものですから、『加湿器選び4つのポイント』(by家電)を参考に、自分の性格にも合うかどうかも考えて選ぶとよいですよ。このほかにも、来年の春に花が咲く球根を植えたり、編み物をはじめたりと、10月に楽しめる家事はたくさんあります♪
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