ポテト料理の国ならではのジャガイモの皮むきセット(photo by カルカさん) |
"お昼にしっかり食べる"のが伝統的
---お食事の風景、日本とちがうなーというところなどありますか?カルカさん「ドイツの伝統的な食事のとり方は、お昼にしっかり食べ、夜は火を使わない"冷たい食事"を食べる、というものです。薄切りにしたライ麦パンに、いろいろな種類のチーズや薄切りソーセージなどをのせて食べます。ニンジンやトマト、ピクルスなどがあることもあります。合間にボリボリ食べる感じ!
夕食がメインの日本人からすると、信じられない質素さですね。でも最近では夜に料理をして温かい食事をとる人も多く、ごく普通の風景となっていますが、この"冷たい食事"もまだまだ存在しています」。
---では、ゆっくりおしゃべりしながら食事をする感じでしょうか?
「そうでもないですね。ドイツ人は食べるのが早く、食べ終わったらさっさと片付けます。日本の主婦と比べると、ドイツの主婦がキッチンに立つ時間はかなり短いと思います。
でも、食べることがどうでもいいのかというと、そうでもなくて、手作りのお菓子をちゃっちゃと作る主婦も多いです。手作りジャムもみんなよく作るようです。ジャムは、毎朝の食卓に欠かせないので」。
ゆでたジャガイモ皮むき器セット!?
こうやって使います!(photo by カルカさん) |
カルカさん「“ゆでたジャガイモ皮むき器セット”!日本にもあるのかどうか分かりませんが、私はドイツで初めて見て感激しました。
ドイツでジャガイモは、日本のお米のようなもので毎日のように、そして一度にたくさん食べるので、この皮むき器を使ってすばやくむく、というのは
重要なのでしょう。日本ではゆでたジャガイモを『あちっあちっ』と言いながら手でむいていましたが、これがあれば全然熱くありません。
ちなみにうちは半分ジャパーニズ家庭なので、じゃがいもはそこまで多くは食べないため、この便利グッズは持っていません。彼の実家でいつも使っています」。
---たしかに「あちっあちっ」っていいながらむきますよね(笑)。それにしてもさすが便利で優秀なグッズの多いドイツ、ジャガイモ対策も万全!あとでドイツ流のおすすめポテト料理をおしえてください。
夢は好きなものいっぱいのカントリーハウス
---夫婦の将来の夢や目標など、よかったらおしえてください。カルカさん「まだ具体的なことは分からないのですが、二人とも漠然と、田舎暮らしに憧れているところがあります。田舎暮らしといっても本格的なものではなく、ちょっと庭仕事ができたり、友達を呼んでお庭でパーティーができたり、そんなイメージです。理想はカントリーハウス!素敵な雑貨をいっぱい飾って、手作り陶器に囲まれて・・・。夢、ですけどね」。
---素敵ですね!!それでは最後に何かあれば・・
カルカさん「ドイツ人は、ファッションはイマイチだけど(笑)、住まいにはけっこうこだわるので、素敵なおうちを見る機会がよくあり、インテリア好きの私にはとっても理想的なところです。服にはお金をかけないけど、庭やベランダには花をいっぱい飾って、心地よく住むためのにはお金を出す、という感じです。そんな暮らし方が私はとっても気に入っています」。
---ありがとうございました。これからもドイツからの素敵な情報を楽しみにしています!
さて、カルカさんに、サワークリームとマヨネーズを使った爽やかなドイツ流ポテトサラダをおしえていただきました。日本のポテトサラダとちがう風味がクセになりそうなおいしさですよ♪
ドイツ流☆さわやかポテトサラダのレシピはこちらです。
☆カルカ麻美さんのサイトはこちらです!>>「AllAbout「ドイツ」
- 前回のインタビュー記事はこちら>>『ドイツ発☆掃除洗濯のコツと休日の楽しみ方』