小動物/小さなペット関連情報

あなたがペットを手放す可能性(10ページ目)

ペットを飼は終生飼養が基本ですが、悲しいことにペットを手放さなければならない場合ともがあります。誰もが持っている「ペットを手放す可能性」を簡単に調べることができるチェックシートをご紹介します。

執筆者:村田 亜衣

7.定期的な健康診断を行い、自分と家族の健康管理を行っていますか?

これは、飼い主の病気によりペットを飼い続けることができなくなる可能性があるかどうかの設問です。
もし定期的な健康診断を行っておらず、病気に気が付いたときには長期入院が必要となってしまったり、看護を必要とするようになってしまったりした場合、ペットの世話をすることが難しくなってしまうなどして、ペットを手放す可能性があるでしょう。

ペットの健康管理において、病気を早期に発見することは大切だとあちこちに書いてきましたが、人間にも同じことが言えます。定期的な健康診断などで早期に病気を発見することができれば、その病気の治療を短期間で終えることができたり、発病前に予防できる病気の兆候に対処することができます。また、あまり考えたくはないのですが、発見が遅くて手遅れになる(完治することができない)のを避けることもできます。

ペットを飼う場合、ペットに対するアレルギーを気にする方は多いのですが、ご自身の健康管理にはちょっと手を抜いてしまう方が少なくないようです。ペットのためだけでなく、ご自身やご家族のためにもご自身の健康管理や定期的な健康診断を受けるようにしてください。

また、ご家族の健康管理にも気を使ってください。ペットの様子の変化に気が付くことができる飼い主であれば、ご家族の様子の変化にも気が付きやすいと思います。忙しくても日に1度は家族と話をする時間を作るなどして、精神面も含めたご家族の健康管理を行ってください。

飼い主や飼い主家族が重篤な病気を患っていると、ペットを飼い続けるのが難しくなることがあります。特に独り暮らしでペットを飼っている場合には、自分が入院を必要とするような病気になったら誰にペットの世話を頼めるのか、必要がないと思えても考えておくといいでしょう。

飼い主に先立たれたペットというのは、見ていてすごく切ないものです。それだけ飼い主との間に強い絆があったからなのでしょうが、私たちがペットの死を受け入れるのが困難なように、ペットも飼い主の死を受け入れるのは困難なのだと思います。ペットを悲しませないためにも、自分や家族の健康管理をするようにしましょう。

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