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動物虐待を防ぐために私達にできること-2(3ページ目)

ペットを飼っているかどうかに関わらず、動物虐待のニュースには胸を痛める人が多いと思います。阻止することは難しいだろうけれども、ペットを飼う飼い主だからこそできることを考えてみました。

執筆者:村田 亜衣

危険な行動はしないようにしてください

まず無いとは思うのですが、偶然にも虐待しているところに出くわしてしまったら、まずは警察に電話をし、それから携帯で画像を撮影して、大きな声を出すなどしてまわりに助けを求めてください(虐待者に見られるのが怖かったら、「火事だ!」とか「痴漢!」など虐待とは関係ないけどまわりの人に助けを求められる言葉を使うといいでしょう)。

最近、「防犯パトロール」と書かれた腕章をつけて犬の散歩をしている人をよく見かけるようになりました。でも、独りで散歩をしているときに空き巣などに出くわしてしまった場合は、犯罪者を捕まえるよりも携帯で写真を撮るなどして証拠を残したり、まわりに助けを求めるたりするようにして、自分が危害を受けないようにして欲しいと思っています。犯罪者を捕まえるつもりが、あなたが命に関わる危害を受け、犯罪者も逃してしまうようなことになってしまってはいけません。

動物を虐待している人に出くわしてしまった場合も同じです。友人や家族といっしょであるならば、手分けして警察に連絡を取りつつ、虐待者を捕まえようと試みてもいいかもしれません。ですが、独りのときは無理をせずにまわりに助けを求めてください。動物虐待者の多くは、犯行を重ねるにつれより大きな生き物を虐待しようとする傾向があります。あなたが傷つけられないように、独りのときは絶対に無理をせず、助けを求めてください。


人間より弱いことがわかりきっている動物を虐待するという行為は、同じ人間として許せない行為です。また、保護者から逃げられない環境に置いておきながら虐待するというのは、卑怯としか言えません。ペットや小さなお子さんは、虐待されていても保護者を慕います。保護者に愛してもらおうと努力します。その努力を受け止めず、ただ痛めつけるというのは人間としてあるまじき姿だと思います。

人間のおかしな欲望のために動物が虐待されることが増えないように、身近なところから、できることから始めて、気にかけてもらえたら嬉しいです。



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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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