小動物/小さなペット関連情報

動物虐待を防ぐために私達にできること-2

ペットを飼っているかどうかに関わらず、動物虐待のニュースには胸を痛める人が多いと思います。阻止することは難しいだろうけれども、ペットを飼う飼い主だからこそできることを考えてみました。

執筆者:村田 亜衣

ちゃんと確認してから署名してますか?

ちょっと話が脱線しますが、利用されないためにみなさんに気をつけて欲しいことがもう1つあります。それは、署名活動です。

インターネット上にもいろいろな署名活動を行う方や団体がありますが、こういった署名活動に参加するとき、なんの目的で誰に対して誰が行っている署名なのか、確認してから署名してますでしょうか?

署名活動の中には、抗議したい相手の氏名や住所が書かれていて名誉毀損となる文面で署名を求めるものがあったり、目的があいまいなものがあったり、誰が行っているのか明確になっていないものがあったりします。

署名をするということは、その用紙の内容に賛同したということです。いっしょに名誉毀損をしたいならかまいません。さまざまな目的に使って欲しいのならかまいません。誰があなたの賛同を得たのか知らなくてもいいならかまいません。でも、そうでないならば、内容を確かめてから署名はしてください。

昨年、私は知り合いの知り合いの知り合いの、、、といった、まったく知らない人がやっている署名活動への参加を呼びかけられたことがあります。署名用紙を持っていたのは友人だったのですが、内容を見てびっくり! 抗議相手の氏名と勤務先名があり、それに加えて書名活動を始めた人(だと思う)からの抗議相手を非難する意見がずらずらっと書かれていたんです。

それだけじゃ事実がわからないので、ほかの友人や知人に聞いて詳しく内容を教えてもらったところ、抗議相手の行動には不快に感じるところもありましたが間違ったことをしているわけではなく、むしろ、署名活動を始めたであろう人の行動に問題がたくさんあると私には思えました。

私は、この署名用紙には署名しませんでした。友人が持ってきたのでちょっと気まずい感じではありましたが、自分がほかの友人から聞いた内容や自分で調べたことを伝え、賛同できないので署名はしない、と断りました。

署名活動ってすごく簡単にできることですし、友人から持ってこられてしまうと署名しないといけないような気にもなってしまいます。でも、署名するからには責任を持たなければいけません。あとで「そんな内容だなんて知らなかった」なんて驚かないですむように、署名する前に内容や事実を確認し、自分の署名を利用されないようにしてください。

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