小動物/昆虫の飼い方

小さなペットと暮らしたい!はじめてシリーズNo.14 オオクワガタと暮らそう!(3ページ目)

大人のペットともいえる昆虫から、オオクワガタを紹介します。「黒いダイヤモンド」とも呼ばれるオオクワガタは、きっとあなたの宝物になることでしょう。

執筆者:村田 亜衣

飼うのに必要なもの

成虫を飼うためには、以下の飼育用品が必要になります。
飼育ケース 十分な広さのあるプラケースや水槽などを用意します。1つの飼育ケースに1匹ずつ飼いますので、ペアリングを予定している方はオス、メスそれぞれに飼育ケースは用意してください。
昆虫マット 飼育ケースに敷いて使います。大量に買って保存する場合は、カビなどが生えないように保管場所の温度と湿度に注意してください。
朽ち木 オオクワガタが隠れる場所に使います。飼育ケースとオオクワガタの大きさから朽ち木のサイズは選び、飼育ケースに2本ぐらい入れておきましょう。
昆虫ゼリー オオクワガタのエサです。いろいろな味のものが市販されていますので、いくつか試して、好みの味を探すのもいいでしょう。昆虫ゼリーだけでなく、ヨーグルトやバナナなどもときどき与えます
オオクワガタは昆虫ゼリーから水分を摂りますので、飲み水を考える必要はありません。昆虫マットに適度な湿り気を持たすために、水が必要になります。昆虫マットに水を供給するための霧吹きや専用のウォーターボトルを用意しましょう。

幼虫を飼うためには、以下の飼育用品が必要になります。
飼育ケース プラケースや広口の瓶を用意します。市販されている金糸瓶をそのまま使うこともできます。飼育ケースを移しかえることもありますので、2つ用意しておいてください。
昆虫マット(幼虫用) 幼虫のエサでもある昆虫マットは、飼育ケースにぎっしりと詰めて使います。思った以上に多く使うものですので、最初は多めに購入してください。
昆虫マットに適度な湿り気を与えるために水を使います。霧吹きや専用のウォーターボトルを用意しておきましょう。

最初にかかる費用

おおまかな目安として、これくらい費用はかかります。
飼育ケース 300円~1,500円
昆虫マット 500円~1,000円
(容量により値段はもっと高いこともあります)
朽ち木 500円~2,000円
(朽ち木の材質、大きさにより値段は変わります)
昆虫ゼリー 500円~1,000円
霧吹き 500円~1,000円
オオクワガタ(成虫) 2,000円~15,000円
(大きさにより値段は変わります)
オオクワガタ(幼虫) 800円~10,000円
(産地などにより値段は変わります)

合計(成虫) 4,300円~21,500円
合計(幼虫) 2,100円~13,500円

幼虫が育つ過程で、小バエなどに傷つけられてしまうことがあります。それを避けるために、小バエ対策用品も市販されています。小バエ対策用品を使わなくとも、飼育ケースの中に小バエが入らないように、十分に注意してください。

-->>次のページではオオクワガタと暮らすのに向いている人はどんな人なのか考えてみました。
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