小動物/ペットのしつけ

ペットの行動学 行動学は難しくない!

ペットの行動の意味を知ることは、ペットとより快適に暮らすのに役立ちます。「行動学」と聞くと難しそうですが、そんなことはありません。ここでは、わかりやすく「ペットの行動学」を説明していきます。

執筆者:村田 亜衣

来月より始まるシリーズ記事「ペットの行動学」
今週は、一足早く予告編ということで、このガイドサイトで取り上げる「ペットの行動学」について紹介したいと思います。

行動学は難しい?

「行動学」と聞くと、「難しい」「私にはわかりっこない」と、知る前に逃げ腰になる方がいらっしゃいます。
でも、行動学は、決して難しいことばかりではありません。
すごくわかりやすいこともあるのです。

例えば、いつも同じ場所でペットにおやつを与えていたとします。
あるとき、おやつを欲しいペットが、自分からその場所に来ておやつをねだりました。
それを見て、あなたはペットにおやつをあげました。

こんな経験、したことないでしょうか?
たぶん、多くの飼い主さんが経験されていると思います。
飼い主にとっては、ごく当たり前のペットとの行動でしょう。

このときに、なぜペットがおやつをもらう場所に来たのか、
その場所であなたがペットにおやつをあげたことはペットにどんな影響を与えるのか、
そういう行動の意味を考えていくのも行動学なんです。

行動学でしつけはスムーズになる!

ペットがする行動の意味を知ることは、私たちにすごくメリットがあります。
まず、しつけがスムーズにできるようになります。
して欲しいことをペットがしない理由がわかれば、どうすればさせられるかを考えられるようになりますし、して欲しくないことをペットがする理由がわかれば、どうすれば止めさせられるかを考えられるようになるからです。

次に、ペットの気持ちがわかりやすくなります。
地団駄を踏むのはどういう気持ちのときなのか、
尻尾を膨らませてしまうのはどういう気持ちのときなのか、
行動が意味することを知れば、ペットの気持ちが推測しやすくなるのです。

そして、ペットに自分の気持ちを伝えやすくなります。
私たちがいくら言葉で話しても、人間の言葉がわからないペットには伝わりません。
でも、ペットの行動を真似て感情を伝えれば、ペットにわかりやすくなります。

2005年3月より始まります!

「ペットの行動学」シリーズでは、難しい言葉は使いません。
ですので、専門に行動学を勉強されている方にはまどろっこしい表現があるかもしれません。
でも、私は専門用語がわかる一部の人よりも、小学生からおじいちゃん・おばあちゃんまで、多くの飼い主さんにわかって欲しいので、あえて難しい用語は使いません。
また、基本的なことを紹介していく予定ですので、行動学について勉強をしたことのある方やペットの行動を日ごろからよく見ている人にとっては「なんだそんなこと」と思えるものも紹介していきます。

もし、あなたが何かペットの行動で疑問に思うものがありましたら、教えてください。
そのペットの行動が何を意味するのか、記事の中で解説してきたいと思います。

今よりもっとペットを理解するために、「ペットの行動学」を活用してください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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