小動物/ペットから感染する病気

鳥インフルエンザ ペットを守るのはあなたです!(3ページ目)

感染した野鳥(カラス)が見つかった今、鳥インフルエンザウィルスはあなたのすぐそばまでやってきているのかもしれません。しっかり予防して、ペットを守っていきましょう!

執筆者:村田 亜衣

絶対守るんだ!!

今、鳥を飼っている人はものすごく心配だと思います。鳥が好きだからこそ、天気のいい日にはベランダや庭に鳥かごを出して日光浴させたりしていたのに、今はそれが感染する可能性を高めてしまうことになる。

前は広くていいと思えた屋外禽舎も今は危険に思える。庭を散歩させるのが好きだったのに、それすらも危ないのかもしれない。本当に、考えれば考えるだけ心配になってしまいます。

残念ながら、この心配を吹き消すことは私にはできません。それどころか、鳥インフルエンザがタイやベトナムといった暖かい国でも発生しているこ とを考えるとまだまだ落ち着くことなくウィルスが元気でいるように思えるので、よりいっそうの警戒が必要ではないかと思います。

予防できること

ペットを守るために飼い主にできること。それはウィルスが来ないように予防することです。

室内で飼っている場合には、外での日光浴は止めましょう。天気のいい日は窓越しに日光浴させるなど、なにか別の方法を考えてみてください。 鳥さんが触れるものについては清潔に保つことを心がけ、普段よりも多い頻度で掃除もしましょう。

飼い主家族は手洗いを徹底すること。合わせてうがいもすれば、飼い主家族の予防にもなり一石二鳥です。靴の底の消毒はしなくてもいいですから、鳥さんが触れたりしないように下駄箱に片付けましょう。これで玄関もすっきりします。できるならば、外から帰ったら洋服も着替え、ウィルスや花粉がつく可能性のある上着類を着たまま室内をウロウロしない。
そうすれば、ウィルス予防だけでなく花粉症の症状も(きっと少しでしょうが)抑えられるでしょう。

庭や車などに野鳥の糞があるのを発見したら、すぐに掃除し、消毒しましょう。万が一、弱っている野鳥や野鳥の死体を見つけてしまったら、すぐに保健所や保健センターに連絡します。

連絡が遅くて広まってしまうよりは、違う理由だったとしてもすぐに連絡を入れる方が安全を守れます。

少しでも危険だと思うことはしない。そう決めて、多少めんどくさいことでも鳥さんのために、家族のために予防に努めてください。

*余談*

外に自由に行き来させながらを飼っている方、 あなたの猫さんにも鳥インフルエンザの危険が迫っています。
ご存知のように、猫は小鳥やトカゲなど自分より小さな小動物にじゃれます。例え遊びであっても、爪が小動物に傷をつけることもあり、その後、前足を舐めてグルーミングするときに爪についたウィルスを口に入れてしまう可能性がありますので、感染する危険があるのです。

今や時代は猫室内飼い時代。

最初は外に行きたがるでしょうから大変ですが、猫のことを思えば室内飼いが一番安全なのですから、これを機に室内飼育を検討してください。猫の健康を守るのも飼い主の務めです。

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