新しく「スカンク」サブカテゴリーができたのですが、日本ではスカンクのペットとしての地位は無いに等しいくらいに低いものです。それもそのはず、スカンクは誰でもが飼えるペットではありません。けれども、スカンクはかなり魅力のあるペットです。スカンクに関するサイトを見て「飼いたい!」と思った方は、ペットショップに見に行く前に、もう一度しっかり考えてみて下さい。

▼野生動物をペットにすること
ペット用に繁殖されているとはいっても、スカンクは野生動物です。
犬や猫のように家畜(ペットも含む)として改良されているわけではありませんから、接し方や管理方法には注意が必要になります。スカンクだけでなく、アライグマやハクビシン等ペットとして売られている野生動物全てにおいて同じように注意が必要になります。

▽専用フードはありません
うさぎやフェレットは専用フードがありますが、野生動物はありません。ですので、飼い主はペットがどんな栄養を必要としているのかを調べ、それらを満たす献立を考えなければいけません。スカンクは雑食性であり、食いしん坊な動物でもありますので、与えればなんでも食べてしまうところがあります。それだけに栄養バランスを考えた献立・必要摂取量以上に与えないこと等が注意点になります。

▽診てもらえる動物病院が必要です
野生動物の多くが犬ジステンパー等の伝染病に感染する可能性を持っています。そのため、定期的なワクチン接種が必要となりますので、診察してもらえる動物病院は飼う前に見つけておかなければいけません。スカンクの場合、犬の伝染病だけでなく猫の伝染病にも感染する可能性がありますので、犬・猫両方の伝染病ワクチンを接種する必要があります。

▽常に注意する必要があります
野生動物というのはどこか具合が悪くてもそれを隠します。なぜなら、体調が悪いこと=弱っていることを知らせてしまうと襲われてしまう可能性が高くなるからです。ペットとして飼っている場合、隠されてしまうと病気の早期発見が難しくなります。それゆえ、常に行動や食欲、排泄物等に注意し、隠されているものも見つけないといけません。

▽べたべたペットにはなりません
多くの方がペットを撫でて可愛がり、抱っこしたり、一緒に昼寝したいと考えているようですが、野生動物の場合はこういったことはできないと思っていてください。ある程度までお互いの距離は縮めることができるでしょうが、期待に添えるかどうかはわかりません。もし、べたなれしてくれるペットが欲しいのであれば、野生動物は希望に合わない可能性が高いです。

▽ケージ内だけでは飼えません
野生動物は行動範囲が広いです。自分、または自分の群れのテリトリーを持ち、そこを行動範囲としています。そんな動物がケージの中だけで暮らすとなったら、ストレスで爆発してしまってもしょうがありません。ペットのアライグマが狂暴化することがあるのに動物園のアライグマは狂暴化することがないのはなぜか?それは飼育スペースの広さの違いです。ケージはあくまでも誰も見ることができない時間だけ入っていてもらう場所とし、普段は室内、または専用の小屋でひろびろと遊ばせてあげる必要があります。
部屋に放す場合には、壊されたくないものをしまうだけでなく、ペットにとって害となる可能性があるものも片づけなければいけません。飼う前に部屋のレイアウト変更が必要な場合もあるでしょう。
野生動物のペットは、家全体が飼育ケージとなる覚悟が必要です。飼う前に覚悟をしておいて下さい。


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