今年に入り、私のまわりでは「ケィビィ」という名前がよく使われるようになってきました。 中には「ケィビィって何?」と言う方もいたりしましたが、 決して新しい動物ではありません。 みなさんよくご存知のモルモットの別名です。 日本では「モルモット」と呼ばれるのが主流ですが、 英語圏ではモルモットのことはギニアピッグ(guinia pig)かケィビィ(cavy)と呼ばれております。 日本でも、「モルモット」以外に「テンジクネズミ」と呼ばれることもあります。
動物園のふれあいコーナーにいることも多いので、 かなり私たちにとっては身近な動物ではないかと思うモルモットなのですが、 もともとは南米に生息している動物です。 16世紀(文献によっては17世紀)に南米のインディオに家畜化され、 その後ヨーロッパに紹介されてペットとして人気を得、 日本には18世紀に紹介されたと言われています。
野生では、モルモットは群れを作って生活しています。 オス1匹にメス数匹というハーレム状態な群れで、オスの子供が成長し 性成熟すると(生後4~7週)、オス同士のボス争いのケンカが始まります。 負けた方は群れを出て行き、新たに自分の群れを作っていきます。 (群れのメスを誘って自主的に出ていったりもするそうです)
ペットのモルモットはハーレム状態で飼ってもらえることはまずないと思います。 交配させるとしても、そのときだけひとつのケージに入れるようにして、 普段はオス・メスはケージを分けて飼うのが一般的です。 モルモットを飼うにあたって一番注意すべきは、ごはんと環境ではないかと思います。
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