ニモの独りよがり
ホントのところ。イソギンチャクは、独りのほうが幸せなのかも… |
水槽内で観察していても、食べ残しなく餌を食べてしまいますし。逆に、イソギンチャクが食べているものを、横取りしてしまうこともあるぐらいです。
クマノミの一生にイソギンチャクは欠かせない存在ですが、イソギンチャクにとってのクマノミは、特段必要な存在ではないようです。
この様にどちらか一方にしか利益のない共同生活のことを、『共生』の中でも特に『片利共生』と呼ばれます。
イソギンチャクの触手の間を、クマノミが戯れている姿は、一見微笑ましい光景に見えるのですが。ホントのところ… イソギンチャクにとっては、迷惑な話なのかも知れませんね。