ラスボラ・ヘテロモルファ Rasbora heteromorpha

ラスボラ へテロモルファ

学名 Rasbora heteromorpha

第3回で紹介した『ラスボラ エスペイ』の近似種で、前者よりも若干体高が高く、体側の三角模様が大きいのが特徴。"パッ"と見、似たような色彩の両種だが、比べてみると体の大半を占めるオレンジの部分が本種の方がうすい。

その色彩には、若干の地域変異があるようで、薄く青味がかったものから、オレンジの発色の濃いものまでみかける。

本種は、かなり古くから観賞魚として愛好されており、その特徴的な斑紋を三味線のバチに捉えて『バチ』と呼ばれることもある。

温和な性格と共に、水質への適応能力が高く、尚且つ美しい色彩からどこの熱帯魚店でも目にすることができるポピュラーな魚だ。更に、この魚を初心者に勧める理由は、本来pHの低い水域に生息するためか、水替えを余り行なわない水槽でも調子を崩すことが少ないからである。逆に新しい水よりも、時間が経ったこなれた水の方が調子が良いくらいだ! 水換えのペースが掴めない初心者には、このような種類の魚は飼育しやすいといえる。

繁殖こそ難しいが、丈夫さと美しさを兼ね備えた本種は、観賞魚として優れた存在と言えるだろう。やはりエスペイ同様に、複数匹を群泳させると水槽内で一際目立つ存在となる。



全 長 4.0cm
生息地 タイ、マレーシア、スマトラ島、ジャワ島
水 質 中性~弱酸性の軟水
餌 フレーク状、顆粒状の人工飼料から、イトミミズなどの生餌まで、選り好みせず食べる。
難易度 ☆☆☆☆
価 格 100~150円
繁 殖 水草の葉裏に粘着性の卵を産み付ける。第3回のエスペイに同じ。


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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。