熱帯魚/熱帯魚関連情報

切手を彩る魚たち [第1回]

切手の中には、熱帯魚がデザインされたものが数多く発行されます。本来の用途とは別に、コレクションとして収集するのも楽しいもの。百聞は一見に如かず。まずは、美しい切手をご覧下さい。

長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

熱帯魚ガイド

切手の図柄には様々なものがあり、美しく、また希少な動植物をモチーフにしたものも少なくありません。私たちが興味する『熱帯魚』も例外ではなく、各国から発行される切手の図柄には、海水魚、淡水魚を問わず、多種多様な魚をみることができます。

因みに熱帯魚に限らずにいえば、『魚』をモチーフにした切手が初めて発行されたのは、1866年にニューファンドランドから発行された『タイセイヨウダラ Gadus morhua』があしらわれたものが初めてだそうです。その後、各国から様々な魚の切手が発行され、なんとその数は1万点余りにもなるそうです。

中でも、一般に観賞魚として販売される魚種をモチーフにしたものも少なくなく、『ディスカス』『エンゼルフィッシュ』『ベタ』などの、私達に馴染みの深い魚たちも多く見られます。お気に入りの魚や、現在飼育中の魚の切手を探してみるのも面白いかもしれませんね。

それでは、美しい熱帯魚の切手をご覧下さい。

▲2002年 シンガポール発行

ディスカスと美しい水草がデザインされた切手―――

ディスカスは、南米原産の魚ですが、シンガポールをはじめ東南アジア各国で商業的な繁殖がおこなわれています。写真にみられるように、多くの品種改良をほどこされた美しい品種が存在するのが特徴です。


さて、こちらは、インドネシアに分布する『レインボーフィッシュと水草』がデザインされたもの。


上 セレベスレインボー
  Marosatherina ladigesi

下 ハーフオレンジレインボー
  Melanotaenia boeseman

両種とも一般種と言えるほど普及はしてませんが、たまに専門店で見かけることができます。中性付近の飼育水であれば、容易に飼育できます。
▲1994年 インドネシア発行


まだまだ続く!魚の切手。次ページでは、収集した切手の保存法をはじめ、お洒落なインテリアとしても通用するストック方法を紹介しています。
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