猫の病院SyuSyuキャットクリニック
猫の病院SyuSyuキャットクリニック
猫の具合が悪くなって動物病院に行ったら、待合室で犬がキャリーをのぞき込みにきて猫大興奮!
具合が悪くて病院に行ったのに、よけい悪くなっちゃいそうで、順番が来るまで外で待った、なんて経験、ありませんか?

犬の飼い主さんは、うちの子は噛みついたりしないおとなしい子で、リードをつけているのだから、と悪気がないのはわかるけれど、犬に馴れていない猫にとっては『そこに犬がいる、ニオイを感じる』だけで大ストレス。
特にフィラリア予防や狂犬病ワクチンのシーズンになると、猫を連れた患者さんは、犬から離れた場所に落ち着いて座ることもままなりません。

最近は、犬スペースと猫スペースに分かれた待合室や、病院によっては入り口も診察室も別々、と猫の患者さんへの配慮がみられる動物病院も増えてきましたが…。
でも、『犬が来ない動物病院の方が連れて行きやすい』が、猫の同居人の本音ではないでしょうか?

インターネットで、『猫だけの専門病院』を検索してみると全国で26見つけることができました。ネットでヒットしない病院もあるでしょうが、まだまだ、数が少ないです。

今回は、そんな猫専門の動物病院のひとつ、江戸川区にある『猫の病院SyuSyu(シュシュ)キャットクリニック』を訪ねました。 病院のwebサイトを拝見すると、『猫の病院SyuSyu(シュシュ)キャットクリニック』の頭文字、「S」「Y」「U」にはそれぞれこんな意味が~、と書かれています。
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Special(専門性)のS。
Yeam(慕う)のY。
Universal(すべての人に)のU。
「猫ちゃんを大切に思う以上に恋しく思っている飼主様すべての人に、専門性の高い動物医療を提供したい」という想いからSyuSyuと名づけました。
また、シュシュ(chouchou)はフランス語でペットを意味します。
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おお!なんだか嬉しくなってしまいます。
院長先生にお会いするのが楽しみです!

■院長・服部先生にインタビュー

服部院長
服部院長
Q:なぜ、猫の専門病院を?

服部院長:以前は普通の動物病院で働いていましたが、犬と猫が一緒だと猫が落ち着かない。病気を治療しているのに、緊張していると治りも良くない。
やっぱり、猫が好きだから、猫のことを考えると『猫の専門病院』が必要、と思って始めました。

Q:猫だけの病院にして、一番良かったことは?

服部院長:入院している猫さんが、すごくリラックスしてますね。
お腹を出してひっくり返ってることもあるくらいです。
これって、普通の病院だったらあんまり見かけない光景です。
待合室でも患者さんが犬の隣になることがないので、他の病院に行くと手がつけられなくなるような子でも、ここだとよい子にして触らせてくれます。だから診察もしやすいです。

Q:猫の専門病院をやってきてわかったことは?

服部院長:ここの病院は3年半くらいになるんですが、やってきたからわかることがたくさんあります。
国内だけだと猫の獣医学の情報は不足しがちになるので、海外の学会や研修にも足を運んで勉強しています。

猫の糖尿病のインシュリンのことや、甲状腺の病気、FIPなんかも毎年内容が変わります。海外はウイルスの研究が盛んですから。
FIPは多頭飼育での発生率が高いと感じています。

純粋種だったら、ラグドールやロシアンブルーの患者さんが、この病院では多いです。
FIPは、もともとストレスによって発病すると云われているので、繊細で神経質な性格やキャラクターによって発生しやすいかも知れません。
猫は物事を隠す(具合の悪さを見せない)ことが上手なんです。
体の構造も犬とは違います。
想像力が勝負の生きものだと思っています。

Q:猫の同居人へのアドバイスは?


服部院長:FIPに限らずストレスがかからない生活が一番なので、多頭飼育は勧めないですね。
それから患者さんに聞いてみると、おおむねトイレの数が少ないように感じます。
猫の数+1個のトイレを用意してあげてください。
猫によって個性が様々なので、どんなことでも、その猫と相談しながらやっていくのが一番良いと思います。

Q:この病院に何か工夫は?
服部院長:身軽で素早い猫のことを考えて、脱走予防のために外に面している扉は二重にしています。
また、猫がリラックスして過ごすことができるように、個室のペットホテルを用意しています。
個室は3つあって、キャットタワー完備です。

診察室は2つあります
診察室は2つあります

明るくて清潔な病院内は、とても落ち着いた環境で、ここだったら興奮しやすい猫さんも「キレ」にくいだろうな。
また、服部院長の穏やかな話し方や低い静かなトーンが、とても「猫向き」だなぁ、と思いました。