記事:前ガイド戸松 佐恵美


■猫にはO型はいない


人間の血液に「血液型」があるように、猫にも「血液型」が存在するのをご存知でしたか?
猫の血液型はAとBとABだけで、O型の猫はいません。
うちのライスなどはおっとりしていて、人間で言う「血液型占い」なら間違いなく「Oでしょ?」と指摘されるような性格なんですが、O型ではないようです。

もっとも、猫の血液型の分布は(資料によって多少の増減はあるものの)A型が80%でAB型が15%、B型はわずか5%という比率のようなので、猫には血液型占いは当てはめられないかもしれません。
強いて言えば「A型の猫は昼寝が大好き」とでも書けば大当たりなんでしょうが、これもおそらくは、AB型にもB型にも当てはまってしまうのであまり意味はない気がします。
また、純血種の中にはこの比率が当てはまらず、B型が多い種もあるようです。(アビシニアン、バーマン、ブリティッシュショートヘアー、デボンレックス、ヒマラヤン、ペルシャなど)

■輸血する時に適合する型と不適合な型

猫の血液型にもやはり、輸血時には適合するものとそうでないものが存在します。

○=輸血可能/×=輸血に適さない
血液を供給する猫の血液型
A
B
AB
輸血してもらう猫の血液型
A
×
×
B
×
×
AB


上記の通り、人間と同じようにA型とB型は不適合になり、O型がない分どの血液にも供給できるという型が存在しません。

■自分の猫の血液型は知っておいた方がいい?

自分の猫が大怪我をしたり、貧血になった時に輸血してもらい易くする為に血液型を知っておくと良いと耳にした事もありますが、現在は、人間の世界のように「献血」という制度もありませんし、血液のストックも基本的にはありません。
病院によっては、自分の所で飼っている猫を輸血用にしている所もあるようですが、必ず輸血してもらえるという訳でもないので、調べてあった所でどの程度緊急に対応してもらえるのかははなはだ疑問ではあります。

また、猫の血液型というのはそこここの病院で簡単に検査できるものでもないらしく、採血したものをしかるべき病院に送って検査をしてもらわないと血液型の判定はできないようです。
何か検査があって採血しなければいけない時に、ついでに検査する分にはしておいた方がいいかなとは想います。
漠然とした好奇心として、ガイド宅には猫が10匹もいるので、全員調べてみたい気はしているのですがわざわざ血液型を調べる為だけに採血してまで・・・と私個人は思います。

ただし、ブリードをする場合には、オスとメスの血液型によっては血液不適合により流産や死産になる事もあるそうなので、ブリードを考えている方はその辺りの事もきちんと勉強して欲しいなと思います。