記事:前ガイド戸松 佐恵美 |
猫のことわざって、案外沢山あるんですよ。
みなさんはいくつ知っていますか?
■秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる
肌寒くなった秋の日も、雨の日には猫の顔が三尺(約90cm)に伸びるほど暖かいものだと言う意味。90cmの顔の猫って一体・・・・
■あってもなくても猫の尻尾
あってもなくても影響のないものの例え。でも、あった方がいいですよねぇ。猫のしっぽ。
■横座(おうざ)に座るのはバカか猫
横座と言うのは部屋の奥のいろりの正面の席の事で、つまりは「上座」の事。家長の席であるここに座ってしまうのは、常識のない人か猫ぐらいのもの、と言う意味。常識のない人は許されなくても、猫なら家長も遠慮してしまうでしょうね。
■男猫が子供を産む
ありえない事の例え。・・・猫じゃなくてもありえないのに・・・猫は多産で年中子供を産んでるイメージから子供を産む動物の代表として猫が選ばれたのかもしれませんね。
■女の心は猫の眼
光によって様々に変化する猫の眼を、移ろいやすい女心に例えたことわざ。「女心と秋の空」と同義語。猫の眼の様に澄んだ心でいたいものです。
■女の寒いと猫のひだるいは手の業
ひだるいというのは「ひもじい」という意味。つまり、女性が「寒い」と言う事や、猫が「お腹空いた~」と鳴く事は、本当にそうである事よりも甘えたい時の手段である、という意味です。女性の寒いは確かに甘えて言う事もあるかもしれないけど、猫のお腹空いたは事実である事の方が多い気がするのは気のせい?
■鰹節を猫に預ける
災難の原因に協力する事の例え。猫さんによっては「カニカマを猫に預ける」とか「ささみを猫に預ける」が当てはまる子もいそうですね。
■借りてきた猫
テリトリー外では、小さくなっておとなしくしている猫の様子を例えたもの。最初は借りて来た猫でも、慣れてくると解き放たれた猛獣の様になる人もまれに見かけますな。