雷発生時の静電気による不快感を緩和する犬用ケープ

ケープをまとってスヤスヤ…
個体によって効果が出るまでには差があるものの、雷が鳴っていても落ち着くことができる犬が多いよう。
ガイド:
グッズというと?

グリーンウッド・アツコさん:
『ストーム・ディフェンダー・ケープ』というものですが、これは特殊加工を施したメタリック素材により、犬の体内に蓄積された静電気を取り除くことで帯電から犬を保護し、雷発生時の静電気による犬の不快感を緩和する効果があるものなんです。アメリカでは、犬の雷恐怖症の原因の一つとして静電気説が発表されてから15年以上が経ちますが、エンジニアでもあり、愛犬家でもあるThomas Critzer氏(2005年他界)が、ご自身の愛犬の雷恐怖症を克服したいという願いから研究・開発されました。

ガイド:
雷の時に着ているだけというなら簡単ですよねぇ。

グリーンウッド・アツコさん:
静電気説を発表した、米国タフツ大学教授であり、獣医師であるニコラス・ドッドマン氏の下で 、ストーム・ディフェンダー・ケープが臨床実験され、報告書が一般公開(主に獣医師向け)されました。効果の出方には個体差がありますが、実際に使用なさった飼い主さんからも、雷の度にパニックを起こしていたコが、数回の使用で落ち着いて横になれるようになった、などの感想が寄せられています。


“雷は怖くない”と学習をし直す

サンディエゴの犬達
できるなら、雷恐怖症を克服して、元気な夏を過ごさせてやりたいもの。
ガイド:
そう聞くと、何やら魔法のケープのようにも思えてしまいますが、要は一度学習してしまった恐怖を、体に感じる不快感を取り除いてやることで犬をリラックスさせ、雷は怖くないものだともう一度学習し直させるためのもの、ということですね?

グリーンウッド・アツコさん:
そうです。子犬からシニア犬まで、安心して使用できるものなので、雷恐怖症の対策の一つして、選択肢に加えてみてもいいのではないでしょうか。これは私の経験なのですが、実は、我が家の愛犬の1頭が、車に乗ると息が上がり、体を振るわせることがよくあります。もしかして?と思いこのケープを着用させて車に乗せたところ、体の振るえが止まりました。車酔いと静電気との関係が示唆されることもありますので、臨床実験されていない分、確かとは言えませんが、もしかすると犬の車酔いにもこのケープが効果を発揮するケースがあるのかもしれません。

ガイド:
それが本当なら、応用できる範囲も広がりますねぇ。効果はともかく、それにただ頼るというのではなく、愛犬の様子や反応をよく観察し、気配りしながら矯正トレーニングに励んで頂きたいと思うガイドです。今日はお話をお聞かせ頂き、ありがとうございました。

雷恐怖症の犬と暮らすオーナーの皆さん、今年こそは克服できるといいですね。どうぞ健やかな夏が訪れますように!


【プロフィール】
Greenwood Atsuko(グリーンウッド・アツコ)さん/ドッグトレーナー
2004年、ベルジアン・シェパード・ドッグ、ドーベルマン、柴犬ミックスの3頭を連れて再渡米。2006年、サンディエゴにて、ペット・ドッグトレーナー育成プログラム終了、トレーナー資格を修得。米国APDT (Association of Pet Dog Trainers)会員。アメリカ赤十字社「犬と猫の応急処置」プログラム終了証保持。応用行動分析学における「行動の法則」を基に、犬の問題行動の矯正に力をいれて活動中。現在、犬猫7頭と一緒にサンディエゴ在住。

【ストーム・ディフェンダー・ケープの商品情報】
発売元:Storm Defender, LLC
日本向け正規販売代理店:Canis(mail; info@canis.ocnk.net)
※2017年4月をもって、こちらのサイトでの「ストーム・ディフェンダー・ケープ」の取り扱いは終了しております。

ストーム・ディフェンダー・ケープは、Storm Defender, LLCのU.S.Patent(特許)登録商品(No.6694925 )です。
サイズは「Tiny」(首輪~尻尾の付け根までの長さが17cm~25cm対象)より「Giant」(同じく76cm以上)まで、7サイズを用意。値段は\6.400~\7.600(税込)、日本語説明書付き。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。