工房の主、実はディスクドッグプレイヤー(4ページ目)

ディスクドッグの魅力

ステージ上でインタビューを受ける「MPDC」のメンバーの皆さん（左から2番目が小川さん）。

「今の仕事を選んだのは、半ばディスクドッグを続けるため」と笑いながらおっしゃる小川さん。そこまで小川さんを魅了するディスクドッグという競技の魅力はどこにあるのでしょうか。

「たった一枚のディスクを通して、犬との世界が無限大に広がるというところに楽しさを感じますねぇ。それに、特にフリースタイルの場合、犬との呼吸がぴったり合って、自分が考えたルーティンが思ったとおりにできた時には快感と共に感動すら覚えます」（小川さん）

こればかりは実際にやってみたことのある人にしかわからない感覚でしょう。近年、スポーツドッグだけを扱った雑誌も登場していますし、犬と共にその時間と感動を共有する楽しさにはまった人達は確実にその世界を造り上げ、守り通そうとしています。一つのものが定着するということは難しい面もあるでしょうが、犬と一緒に楽しめる身近なスポーツとして、長く愛され続けることを願ってやまないガイドです。

夢は世界へ

さて、最後に、「今後の目標、または夢はなんですか？」と小川さんにお聞きしてみました。

「アメリカで行われる世界選手権AWI World Championshipsに参戦してみたいですね。それが夢であり、目標です。それから、今後も、クラブのメンバーからそういった人が出てくることを望んでいます」

現在、９歳となったチップちゃんは競技からは引退し、パット君との間に生まれたタイガー君（２歳、♂）が活躍し始めています。夢は大きく海外へ。少年の頃、「友」であった犬が、「人生のパートナー」になっている今、小川さんは今日もサンドブラストの制作に励みながら、３頭の愛犬達と共に夢を追い続けていることでしょう。

一年前に天寿を全うしたというバーディちゃんも、そんな小川さん達の姿を、きっと空の上からずっと見守り続けているはずです。



関連ホームページ：
・『ペットオリジナルガラスアート工房ウィング』

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