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愛犬と、アジリティー世界選手権に初出場!(2ページ目)

人気のドッグスポーツ、アジリティー。愛犬と始めたこのスポーツを通して、視野、そして行動範囲も広がり、果ては世界の舞台に立った一愛犬家の方をご紹介します。

大塚 良重

執筆者:大塚 良重

犬ガイド

きっかけは、“ケンカっぱやさを直したい”

葛谷さんの愛犬達
向かって左から、リザちゃん(15歳)、パフェちゃん(9歳)、オペラちゃん(7歳)、シュクルちゃん(5歳)、ジュエちゃん(3歳)。
葛谷さんがアジリティーを始めるきっかけとなったのは、2002年9月から通い始めたドッグスクールでのしつけ教室でした。当初はパフェちゃんの“ケンカっぱやさ”を直したいと、しつけをやり直すようなつもりで通っていたスクールですが、そこにたまたまアジリティー道具が置いてあったことから、軽い気持ちで始めたのが最初だそうです。

ただし、この頃はご主人のみ。それは、オペラちゃんとのペアででした。葛谷さん自身は、折角ならワンランク上のしつけをしようと、パフェちゃんと組んでオビディエンス(訓練)に集中しだした頃です。やがて、パフェちゃんもご主人とアジリティーをするようになったのは、ごく自然な流れでした。

翌年の6月、ご主人はオペラちゃんとパフェちゃんを連れ、アジリティーのアトラクションにデビューを果たし、2頭共に入賞。それまで、周りでアジリティーの話をしていても、いったい何のことを言っているのかさえよくわからなかったという葛谷さんは、ご主人達の意気揚々たる様子を見て、「アジリティーの面白さを理解するには自分もやってみるしかない!」と、挑戦してみることにしたのだそうです。

こうして、葛谷さんはシュクルちゃんとのペアでアジリティーを始めることになりました。日本のアジリティー界では、それほど多くはないという夫婦でのアジラーの登場です。

訓練競技会とアジリティーとの両立

シュクルちゃん
バーを跳ぶということは、実は本能に逆らう行為なのかも?
「最初はバーを一本飛ぶことを教えるだけでも難しいことなんだと痛感しました。だいたい犬には本来、危険回避という本能があるわけですから、目の前にバーがあれば普通なら避けて通ると思いますよ(笑)。私も最初は犬がなんの躊躇もなく普通に跳ぶものだろうと思っていたので、アジリティーをやって初めて気づけたことです」(葛谷さん)

それまで人前でオーバーアクション気味に犬を褒めることはもとより、自分が走るなんて恥ずかしいと思っていたという葛谷さんが、アジリティーを“楽しい”と感じられるようになるまでには少々時間がかかったようです。

「当時は、犬達も、私の言うことが全くわからなかったと思います。”飼い主と一緒に走るのは楽しい。けれど、どうしてこんなハードルをわざわざ飛ぶの?”と、困っていたのかもしれませんね。私も、子供の頃から運動は全く苦手でしたから、きちんと真っ直ぐに歩く練習から始まりました。そして、初めて走ったその日には、見事に捻挫をしてしまいました」(葛谷さん)

こうした中で、葛谷さんはオビディエンスの方により楽しさを感じていたといいます。スクールに通い始めてから1年2ヶ月後には、オペラちゃん、パフェちゃん、シュクルちゃん3頭揃って訓練試験のCD1及び2に合格。オビディエンスとアジリティーの両立の日々が続きます。

訓練の面白さ

「周りの人達から訓練なんて犬は喜ばないと言われたこともあり、かなり凹んだ時期もありました。けれど、私のコマンドを聞いて、犬達が嬉しそうな顔をして歩く。そんな様子を見ていると犬達はいつだって一生懸命、私がそういうことで悩んでたりしたらいけない、一緒に楽しむことが一番だと思えるようになりました」(葛谷さん)

この言葉にあるように、葛谷さんはいつも犬達自身が楽しめるように、犬として生まれたこと、そしてその生活が充実できるように、ということを最優先に考えていらっしゃるようです。

次は、葛谷さんのアジリティーデビュー戦の話と犬達に気配りしていることについて。
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