牛の良さにこだわって始めたフードづくり

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歴史を感じさせる看板
国産の選りすぐった原材料を使って、100%内容表示でつくっているという徳岡商会のペットフード「こだわりのジロ吉ごはんだよ!」(以下「ジロ吉ごはん」)。
徳岡商会は、もともとビーフエキスやポークエキスといった人間用の健康食品の製造メーカーであり肥料メーカーでもある会社ですが、その四代目社長の徳岡光洋さんは大の愛犬家で、自分の犬に安心して食べさせられるフードがつくれないものかと考え、「ほりんふ」代表の獣医師・浦元進さんなどのアドバイスを得て、ペットフードづくりを始められたそうです。

驚いたのは、その工場のある場所。町屋(荒川区)という下町とはいえ、隅田川を目の前にした好立地にこんな大きな工場があるなんて! その一角にある事務所で徳岡さんに直接、お話を聞きました。徳岡さんによれば、「ジロ吉ごはん」のジロ吉とは祖父の徳岡治郎吉にちなんでつけられたものとか。曲がったことが大嫌いだった治郎吉さんの姿勢を受け継いでいきたいという徳岡さんの思いをそのまま商品名にしたそうです。

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自然の香りがするジロ吉ごはん
「うちは牛をずっと扱ってきましたので、そのよさは十分すぎるほどわかっているし、それをどうしてもペットフードに使いたかったんです。ビーフエキスはコラーゲンの固まりだし、牛骨のよさも動物園の動物用の栄養剤として骨粉をつくってきた経験から証明ずみ。エキスは嗜好性も高いし、犬も猫にも使えるはずだと。それを舐めさせたりしていると、毛並みや色つやがどんどん変わってきますし、高齢になって関節炎になったときにもそれを緩和してくれる。
だから僕は、ビーフエキスを使って、牛骨の持つ良質なカルシウムも入れてペットフードをつくりたかったんですね。うちはずっと動物とかかわって仕事をしてきて、動物抜きでは生活が成り立たなかった。その恩返しを良いフードをつくることでしたいなと」(徳岡さん)

徳岡さんが言うには、いま日本の牛肉ほど厳しい安全基準のもとで管理されている食材はないとのこと。つい先日、アメリカ産牛肉の輸入再開が始まりましたが、全頭検査を主張する日本に対して、アメリカは政治決着という形でこれを無視。ほんとに安全な牛肉が入ってくるのかどうかは今もって疑問です。そんな中で、信用できるのはやはり国産のお肉ですよね!
「国産の牛は全頭検査をされていますし、骨の危険部位のところも取り去ったところを使っているわけですから、安全性については保証済みということです。牛は追跡調査をしようと思えばできるんです。何を飼料として与えていたか、どこの牧草地で育ったか…。僕が言いたいのは、僕ら人間がふだん食べている安全なもの、そのレベルのものをワンちゃんにあげたらどうかということですね」(徳岡さん)

100%トレーサビリティのきく材料選び

『ジロ吉ごはん』の中身を見ると、徳岡さんのこだわりぶりがわかります。どこから原材料を持ってきたかまでがきちんと開示され、嘘偽りのないことが伝わってきます。
使われているのは、人間の食材としても使えるレベルの有機野菜・減農薬野菜と穀物、全頭検査済みの国産牛肉粉と食用牛骨カルシウム、それに栄養たっぷりのビーフエキス&ビーフオイル。合成保存料・着色料・香料はいっさい使用せず、脂肪の酸化を防ぐためにビタミンE(遺伝子組換えではない大豆)のみを添加し、ほぼ自然の形のまま加工しているそうです。

〈ジロ吉ごはんの原材料〉
乾燥おから(神泉村の豆腐・遺伝子組換え無し)、牛肉粉(国産)、玄米(青森県産・無農薬米)、ビーフエキス(国産)、
小麦胚芽入りふすま(岩手県・青森県産)、食用牛骨カルシウム(国産)、ビーフオイル(国産)、にんじん(千葉県産・他・減農薬)、若布・昆布(徳島県鳴門海峡大磯崎産・他)、ビタミンE

ここまでくわしく開示されれば、ペットフードに関してもやもやしていた疑問がスッキリしますね。
「うちの場合、おからと言っても国産大豆を使ったこだわりの豆腐屋さんから提供を受けているおからです。だけど同じおからでも、余って古くなったものと一緒くたに乾燥させてつくったものとか、同じフスマでもほんとにカスそのものを使ったりするところもありますが、うちではそうしたものは一切使いません。野菜も穀物もこれなら自分が食べてもいいなと思えるものだけを厳選しています。じっさい、食べてみることもありますが、ほんとにおいしいですよ」(徳岡さん)

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