理想のフードづくりへのあくなきチャレンジ

img2
理想形にはまだまだという徳岡さん
今の「ジロ吉ごはん」に関して満足しているかとの問いに、徳岡さんはまだまだですねとの答え。最近、繊維を少なめにしたタイプと鶏豚を使ったタイプの新フードを開発したところだとか。
「鶏豚タイプは、牛肉がどうしても駄目という子のリクエストに応えて始めたもので、こちらにはおからは入れていません。おからが駄目という子もいますので。このタイプは『ほりんふ』の浦元先生にレシピをつくってもらいました。豚とポークエキスはうちの商品ですが、鶏は四国の神山鶏を使っていて、こちらは水にこだわって抗生物質を一切あげないで育てられた素晴らしい鶏なんですよ」
つねに進化することを忘れず、もっともっと良いものに近づけていきたいと徳岡さん。「少しずつステップアップしながら理想形に近づけていって、健康な犬猫たちを増やしていければいいなと思っています」と言われていました。

ここまでこだわってつくられている「ジロ吉ごはん」ですが、ユーザーからの反響はどうなのでしょうか?
いま「ジロ吉ごはん」を扱っているのは、有機野菜や無添加食品で有名な「大地を守る会」をはじめ、いくつかの自然食品を扱うお店や生協です。この他にネットで販売するオンラインショップもありますが、徐々にコアなファン層を広げているそうです。わたしも、うちのAsh&Hearbyに食べさせてみましたが、評判は上々。とくにAshはいつまでもお皿に執着して「ねえ、もっとないの?」と人の顔を見上げる始末。ウ○チの状態もよいようです。

img2
徳岡商会のアイドル、ココちゃん
「おかげさまで少しずつですが、出荷量は増えてきました。お客様からは非常に調子が良いという反応もたくさんいただくようになってきてます。愛犬に食べさせた飼い主さんから『とても調子が良い』と言われるのが愛犬家の僕としては一番ですよね。もちろんいろんなワンちゃんがいるので、合う合わないはありますけど、一応あまり食べなかった子がおいしそうに食べるようになった、おなかの具合も調子よさそうですという話をよくいただきます」(徳岡さん)

ユーザーはやはり小型犬が中心だとか。それというのも、これだけ良い材料を揃えてつくればそれなりの価格になるのは当然だからですね。しかし、安くつくれるというのは安価で手に入る材料が使われるということですから、何を一番重視するかは飼い主しだいということ。本当に何が良いものなのかは、愛犬たちが一番よく知っているはずですから、かれらに聞いてみるというのもいいかもしれません。最近は徐々に大型犬の飼い主さんからの注文も増えてきているそうです。

こだわりのおやつと石けん

徳岡商会では今、「ジロ吉ごはん」の他に、砂肝のおやつや骨の形をしたカルシウム入りクッキー、フードに混ぜて使う袋入りのビーフエキスなども出しています。
「うちはキャットフードもやってますから、砂肝はそこで使う鶏肉の延長線から出た発想ですね。袋入りのビーフエキスの方は健康食品という形で出したものですが、こちらはお湯をかけるとスープみたいな感じになるので、これだけ買われていくお客様もおられるぐらいです」(徳岡さん)

カルシウム入りクッキー
砂肝のジャーキーはウマイ!

ビーフエキスは骨から抽出したコラーゲンの固まりで、身体の中で核酸をつくり出すと言われています。脂質はほとんどゼロ(約17キロカロリー)なのに栄養は抜群なのだとか。じっさい、うちでもフードにかけてあげると、アッシュもハービーも夢中で頬張っていました。

img2
アトピーの人に支持が多い手作り石けん
この他にも徳岡さんは、1年ぐらい前から身体に良い石けんづくりを始められました。こちらは、牛の骨油とココナッツオイル(椰子油)を使った無添加石けんで、人間のアトピーの患者さんたちから多く使われているそうです。
「近所でこれをつくられていたメーカーさんが引退されることになって、その方の製法をそのまま受け継いでつくり始めたものです。ちょっと分野違いのものですから失敗続きで修業は大変だったんですけど、ようやく免許皆伝を果たして、今は順調に生産できるようになりました」(徳岡さん)

色がちょっと黄色みがかかった白なのは牛骨油だからだとか。この色がほんとの何も添加物を入れないでつくったピュアな石けんなのだそうです。効率や儲けを度外視して材料にこだわり、製法にこだわって「ジロ吉ごはん」をつくってこられた徳岡さんだからこそできた石けんというわけですね。
会社を経営するという立場からいえば、じっさいきびしいですよと言いながらも、徳岡さんの目は少年のように輝いているました。今後も、我が子を育てるように一個一個の商品をつくっていく徳岡さんに注目していきたいと思います。

「徳岡商会」のHP
「健康的な食事・フード選び」のサイト集



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。