飼い主にとって心強い味方
飼い主さんたちからの反響は、どうなのでしょう?
「ありがとうございますという声が多くてやってよかったという実感はあります。だけどやってみて気づいたのは、やはりユーザーには初心者の方がとても多いということ。そして、動物を飼うには病気やケガなどのリスクがつきもので、それにはそれ相応のお金がかかるものなんだという意識がまだまだ浸透していないというのもわかってきました。だから急に問題が起こってから、切羽詰まった状態で相談されてくる人たちがおられる。今こんな状態なんですけど、どうしたらいいですか?みたいなヘビーな質問ですね」(原田さん)
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「備えあれば憂いなしです」
と言う阿部さんしかしながら、そんな緊急ならのんびり回答を待っていられる状態ではない、すぐに病院に連れていってくださいと原田さんは言われているそうです。「だいじょうぶ?マイペット」ができることには、やはり限界がある。そこに動物(患者)がいない以上、いくら答えるのが獣医師とはいえ、正確な診断を下すわけにはいきません。できるのは、あくまでもアドバイスや参考意見ということですね。その意味で先生たちへの質問は、スタッフが先にチェックしたうえで、メーリングリストに載せて配布されているそうです。
2頭の男女のトイプードルに3頭の子どもが産まれてから、「だいじょうぶ?マイペット」の会員になったという阿部恵美さんにもお話を聞いてみました。
「このサイトはGoogleで検索して知りました。おとうさんのクッキーはお腹にガスが溜まりやすくて、ごはんを食べれなくなっちゃたりするんですよ。それでどうしてかな?と思ったのがきっかけです。今はベビーが生まれて、家族の愛情が子どもたちに集中しているので、そうしたこともストレスになっているのかなと。だからホームドクターはいても、一応そういうサイトも見ておこうと思ったんです。『だいじょうぶ』にはいっぱい獣医さんがおられて本格的だなという印象を受けたので、会員になりました。まだ直接質問したことはないんですが、いろいろな人が質問しているのを見て、こんな質問にこんな答えが返ってくるのか!と参考にしています」(阿部さん)
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子犬が生まれてからちょっとナーバスなクッキーくん阿部さんは良い方がいれば子犬たちをお譲りしてもいいと思いながらも、積極的に手放す気持ちはない様子。しかしもしそうなれば、5頭と一緒に暮らすことになるわけですから、それだけに準備は怠らずしておこうと思っているそうです。
「3頭のベビーはそれぞれ性格も体質も違いますし、これからはお腹が下ったとか、元気がないといったことも頻繁に起きると思うんです。そんなときすぐに検索して調べられるように、先に情報源を持っておきたい。『備えあれば憂いなし』ですよね。その意味で、こうした情報サイトがあるのは飼い主にとってはとても心強いです」(阿部さん)
阿部さんは、できれば健康だけでなく、しつけなどの面もサポートしてもらいたいと言われていました。
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