愛犬の美と健康を考えて(2ページ目)

愛犬の仕上がりを待つ間のリラクゼーション

お店の看板犬、マルとハルのコンビ 見せてもらったメニュー表によれば、シャンプー・カット＆Ｔタッチ、シャンプー＆Ｔタッチと分かれていて、これがどうやらメインサービスのよう。Ｔ（ティリントン）タッチは、馬の気持ちを落ち着かせ穏やかにするために生まれた一種の健康管理法のようなもので、アメリカでは獣医療にも使われているのだとか。
デザインエフでは、「ドッグリレーション」代表の松江香子さんプロデュースによるＴタッチをいち早くトリミングと組み合わせて、ウェルネスケアのサービスのひとつとして提供したというわけです。

「あと、秘密の小部屋があるんです。ここはトリミングを待っている間、飼い主さんが疲れた身体をあずけられてもいいし、最初から愛犬と一緒に入って癒しのひとときを過ごされてもいいスペースとしてつくりました。木炭微粉末を使った室内塗料を塗りこんだ壁面とイオンコントロールアダプターを地下に埋設することで、抗酸化機能を持った室内環境をつくってもらいました」（大谷さん）

お昼寝に最適なヒミツの小部屋 「RELAXETION ROOM」と書かれた小部屋のドアを開けて中に入ると、そこには思わず横になりたくなるようなサイズのベッドがひとつ。暗めの照明に耳ざわりのよいイージーリスニングのＢＧＭが流れ、それだけで眠くなるような空間。

大谷さんの言葉どおり、壁の一部は木炭色に塗られていました。これとイオンコントロールアダプターにより、すべての生命体によいとされる空気の環境が生まれるのだとか。わたしにはよくわかりませんが、お昼寝をするだけで健康になれる部屋というのは嬉しい話ですよね。「RELAXETION ROOM」では、アロマオイルを使ったリラクゼーションマッサージなども１時間単位で受けられます。もう、身体がグニャグニャになってしまいそう……。

時間をかけて楽しみながら健康を考える

気軽に健康相談などが受けられるミニサロン さらにお店の中には、定番のドッグファッションやアクセサリーなどの「design f」ブランドや、青山にもあったドッグベッドやドッグハウス（木炭でできた炭の家も！）などのファニチャー類もありましたが、ここの特徴としては腰をおろしてトリミングの様子をゆっくり眺められるミニサロンがあること。

木炭のハウスは空気を清浄化する といっても、４～５人が座ればいっぱいのコーナーですが、愛犬たちがティリントンタッチや泥パック・マッサージでうっとりしながらきれいになっていく姿をガラス越しに見ながら、アフターヌーンティなどをいただくのは嬉しい時間。こんなハッピーなひとときが過ごせる場所は、なかなかないのではないでしょうか。

看板犬のエフを抱く大谷さん「ここは他のお店と違って、ゆっくりくつろいでいただける場所にしたい。ただ求められるウェルネスケアのサービスを提供するだけの場ではなく、将来的にはお客様の愛犬の健康管理や食事に関するコンサルティングにも応じられる体制づくりをしていけたらと思っています」（大谷さん）

以前にもご紹介しましたが、「Ｆ by designf + Ｃ」の「Ｃ」は、トリミングやリラクゼーションマッサージなどのケア（Care）、食事療法やサプリメントやアロマテラピーなどを取り入れた健康相談（Consulting & Counseling）、語らいの場（Communication）を兼ねたもの。大谷さんは、まさにその一歩を踏み出されたということですね。

厳選したフードやトリーツも揃えていくとのこと

店内には、その言葉どおり、アメリカで評価の高い自然食の「ネイチャーズ・バラエティ」をはじめ、オーガニック穀類とハーブの手作り応援フードの「Dr.Harvey's ケーナインヘルス」、このほか漢方を使ったオリジナルシャンプーや、愛犬も飼い主も一緒に使えるアトピー対応の石鹸「SAVON（サボン）」などが置かれていました。

エフとカイザーがお出迎え
ささ、ずいっと奥へ 国産牛肉と減農薬野菜を使った新しいドッグフード「JUNKERS（ユンカース）」のお目見えはまだのようですが、「もうしばらくお待ちください」（大谷さん）とのこと。これからの楽しみにとっておきたいと思います。

■　「Ｆ by designf」南青山店をご紹介しましょう！

■Ｆ by designf + Ｃ
　目黒区中目黒1-10-21　BALS STORE1F
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　design f & D.F.D