考え抜かれた犬仕様とデザインの融合
住居にはエントランスのある東側から入ります。そこには3層吹き抜けになったエレベーターホールがあり、これがけっこう迫力ある高さ。人の出入りも一目でわかります。もちろんエレベーターは犬もOK! 誰にも遠慮することなく、使うことができます。
もし雨上がりの道で足が汚れた場合には、駐車場側から入れるペットホテル脇に足洗い場がありますから、そこで洗ってからということになります。
肝心のお部屋ですが、こちらはメゾネットの2LDKタイプとやはりメゾネットの1LDKタイプ、それにフラットの1SLDKと1DKがあります。
まずは2-3階のメゾネット2LDKタイプを見ていきましょう。玄関脇にはちゃんとリードフックが…そうそう、その前に玄関はカードキーになっていて、建物玄関のオートロックも各戸のドアもこれを使うことになるのですが、なんとエレベーターはそのキーの所有者の入居階にしか停まらないそうです。これならセキュリティーも万全ですね。
犬の足を洗ったり拭いたりするのに便利、奥は寝室
2LDKは入って正面がベッドルーム。玄関には収納があり、そこにはケージがすっぽり入るスペースがつくってあります。もちろん、ふだんは好きな場所で遊ばせればいいわけですが、寝るときだけはここと決めることもできます。
使う使わないは入居者の自由
2LDKとはいっても、デザイナーズマンションの多くはドアのない一室空間ですから、犬だけを閉め出すわけにはいかない。犬がいるとまずいような用事があるときには、ケージで静かに過ごしてもらえるようしつけておくのはいいことです。さらにうれしいことに、ここにはスロップシンクが備えられ、汚れた足を洗うことができるようにもなっています。
ベッドルームの床は、犬の脚にやさしいシートが張ってありました。心憎い配慮!
らせん階段を使って2階に下がると、そこは大きなひとつの部屋。間仕切りがあっていちおう個室をつくれるようにはなっていますが、ふだんは開けておくことを提案されているようです。お子さんがおられるとか、お客さんが泊まられる機会が多いお宅向けということでしょう。素敵なRのついた円弧の壁の向こうは水回り。バス・トイレが収まりよく入っています。ここでも床は犬のために考えてコルクタイルが使われていました。
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