★5歳のゼノン、宮下さんのパリの自邸で |
ところで私が初めてフレンチブルドッグを見たのは9年前。
母の友人で画家であり彫刻家の宮下芳子さんが長年住み慣れたパリから連れ帰ってこられたゼノンくんと対面したときでした。そのときゼノンくんは7歳。今まで会ったどの犬とも違った雰囲気を持つ、このインパクトの強い犬種に強く惹かれた私は、以来フレンチブルの大ファンになりました。
★絵のそばでくつろぐゼノン |
★宮下さんが描かれたゼノン |
フレンチブルの愛好家にはアーティストが多く、なかでもイブ・サンローランが大のフレンチブルファンなことは有名。愛犬のMoujikくんのために飛行機のファーストクラスを1席分予約するほどのご執心ぶりだったそうです。そんなゼノンくんも11歳のときに天国に旅立ってしまいましたが、彼の面影は今も私の心の中に強く、強く焼き付いています。
■The Art of Yoshiko Miyashita