離婚/離婚を決意する前に

DV被害者は生活問題をどうクリアする?

DVはれっきとした犯罪行為です。被害者は自分自身の人生というものを考え、暴力に屈せず自分を大切にし、よりよい未来が訪れるよう行動を起こして欲しいと思います。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

理不尽なDVにいつまで耐える?

彷徨
家を飛び出したけど、行くあてもなくて―
離婚カウンセラーの岡野あつこです! 2007年のDV被害相談件数はDV防止法施行以降、過去最多18000件だったことが警察庁のまとめで判りました。

これは、DV被害件数が増えたのではなく、これまで泣き寝入りをしていた被害者が、声を上げ始めた結果だと言われていますが、大怪我をしたり命の危険にさらされているにも関わらず、耐える生活を余儀なくされているのはどう考えても理不尽です。

声を上げなければ状況はますます悪化し、取り返しのつかない事態に発展するケースもありますから、我慢するのはすぐさま止めるべきです。

■DV被害者が不安に思うこと
  • 経済的なこと
  • 加害者の追跡
  • 仕事のこと
  • 住む場所
これらのことも踏まえ、DV防止法では、配偶者暴力相談支援センターが、被害者の自立促進のため、次のような業務を行っています。

■DV被害者の自立支援
  • 就業支援
  • 住宅の確保
  • 援護制度の情報提供
  • 生活助言
とにかく身を守ることが先決の切羽詰った状況なら最寄りの警察へ駆け込みましょう。そうではない状況なら配偶者暴力相談支援センターへ相談しましょう。

→生活の心配よりまずは身の安全を確保して!
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます