離婚の影を引きずらないで!後悔しないために
私はちっとも悪くない―。何でこんな目に遭わなきゃいけないの?
しかし、まだ本当は心の整理はついていないのに、離婚を目の前にしている―。相手に離婚を迫られ急かされている、まだ迷いがあったり混乱しているけれど離婚は秒読み状態になっている、とにかく離婚以外もう道はないということで最終局面を迎えている、などという場合、手続き上の離婚が成立したとしても、いつまでも心は晴れず、離婚の影を引きずってしまいます。こうならないためにも、これから離婚をしようとしている人は、ぜひ、以下のこのチェックをしてみましょう。
■離婚を前にしたときの心の準備・心の整理チェック
- 離婚に関わる条件についての話し合いは決着しており納得もしている
- もう十分苦しんでどん底も知ったので、後は這い上がるだけと思える
- これから離婚をするという事実を自分自身で受け入れられる
- この関係における相手の非も自分の非も認めることができる
- 離婚は世間から見たらマイナスイメージだが、自分自身にとってはプラスだと言える。
- 結婚生活で失ったものもあるが、いろんな意味で得たものも大きいと思える
- どんな経験も無駄ではなく、自分を成長させてくれるものと思える
- 離婚をしたら、もう過去を振り返ってうじうじしたりしない
- 離婚後の夢や目標を既に持っている
- 離婚をしたら、その事実を誰に対しても隠さず言える
心の整理をして離婚をすれば前向きな再スタートが切れる!
心の整理、心の大掃除をして明るくカラッと前向きに
■離婚を前にしたときの心の準備・心の整理アドバイス
- 離婚に関わる条件についての話し合いは決着も納得もしていない
離婚に関わる条件について納得できないなら、納得できるまで何度でも話し合いの時間を持ちましょう。あきらめず面倒がらず、とことん話し合ってください。
- もう十分苦しんでどん底も知ったので、後は這い上がるだけ、とは思えない
這い上がれないなら、底を這っているところなのかも知れないですね。たぶん底から這い上がるエネルギーを充電するのに、もう少し時間が必要なのでしょう。あと少し、ツライかも知れないですが、焦らずエネルギーを蓄えてくださいね!
- これから離婚をするという事実を自分自身で受け入れられない
心のどこかで「自分が離婚だなんて。こんなはずはない―」という気持ちのままでは、「離婚ウツ」になってしまいます。どうしても受け入れられないなら、その原因は何なのかハッキリさせて、そこでまたどうしたらいいのか考えましょう。1歩ずつでも前進あるのみです。
- この関係における相手の非も自分の非も認めることができない
もし客観的に判断して相手に非があるケースだとしても、自分の非をも認めることができる人は、本当にこの結婚生活を終わりにする心の整理がついている証拠。相手の非を責める気持ちが今だ収まらないのは、相手への執着からまだ逃れられないということ。怒り・恨みといったエネルギーをすべて吐き出せるようカウンセラーやあなたの身になって親身に話を聞いて深く理解をしてくれる人を探しましょう。
- 離婚は世間から見たらマイナスイメージだが、自分自身にとってはプラスだ、とはまだ言えない
「バツイチのレッテルを貼られ背負っていくのはイヤだ」と思う方もいるでしょう。でも、何で離婚することになったのか、振り返って、紙に箇条書きにしてみてください。それを何度か読み返しているうちに離婚した方がきっとよりよい人生を送れる、と思えてきます。
- 結婚生活で失ったものもあるが、いろんな意味で得たものも大きい、とは思えない
何を失いましたか? 何を得ましたか? やはり両方書き出してみましょう。その後で、かけがえのないものについて赤で○をつけてみます。得たものの中にかけがえのないものが1つでも含まれていれば、この結婚を肯定できませんか?
- どんな経験も無駄ではなく、自分を成長させてくれるもの、とは思えない
「こんな経験したくもなかった」そう思うのも無理ないでしょう。でも、しばらくすれば必ず気づくときがきます。「あれはあれで、仕方がなかった。あの経験からでしか学べない、気づけなかったことがたくさんあったのだ」と。
- もう後ろを振り返ってうじうじしたりしない、とは思えない
「あの時こうしていれば―」変えようのないことをいくら考えても滅入るばかり。それよりも、今後はこういう場合はこうしよう、という教訓を胸に新しい人生を模索していけるように気持ちを切り換えていきましょう。
- 離婚後の夢や目標を持てない
今はつらさに耐えるのが精一杯で―。そういう気持ちもわかります。しかし、毎日少しずつでよいですから離婚後の新しい理想の生活を思い描いてみましょう。もし結婚生活を続けていたら決して叶わなかったであろう「夢」や「楽しみ」を見つけられたら、勇気が湧いてきますよ。
- 離婚をしたら、その事実を誰に対しても隠さず言うことができそうもない
離婚した事実を隠すということは、自らそれを「負い目」にしているということ。マイナスを自分で作っているのです。そうではなく、何事も経験と、前向きにとらえ、「離婚や夫婦の悩みなら任せてよ。相談にのるよ!」などと周囲の人に明るくアピールしてしまった方が、自分も周囲もラクです(そうしていると「いい人いるんだけど、会ってみない?」という話も舞い込んできます)。
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