離婚の悩みで泥沼にはまらないためには？

ひとりで悩んでいると冷静な判断力を失う？

ひとりで悩んでいても堂々巡りするばかり……

離婚カウンセラーの岡野あつこです！　離婚カウンセリングを生業としている私ですが、離婚問題を抱えつつ誰にも話せず、ひとりきりで長い間悩み続けて、もう限界というところで、漸く私を訪れる方がいらっしゃいます。

離婚に関する問題は、確かに、みっともないと思ったり、プライドが高くて誰かに相談すること自体したくなかったり、身内に対してなら心配させまいという気持ちがあったりして、ひとりきりで悩み続けてしまうということがあります。でも、私は声を大にして「ひとりで悩まないで！」と言いますよ。人間ひとりで悩んでいても同じところをぐるぐると回るだけで、その悩みの輪の中から抜け出すことはなかなかできないものです。

その悩みの輪の中をぐるぐると回っていると、どうなるでしょう？　目が回り、クラクラしてきます。この辺りで「限界だわ」と輪から脱け出して、周りの人にでも専門家にでもツライ気持ちを全部さらけ出して相談することができれば、とにかく救われます。でも―。まだ、輪の中で耐えている。あまりにも苦しい。でも耐えている―。どうなってしまうでしょう？　そうです。常識的で冷静な判断力を失います。例えば―。

■離婚問題の渦中で冷静な判断力を失うと？

• 夫婦および家族だけで世界が成り立っていると錯覚する
• 感情のままに暴言を吐いたり暴力を振るう
• 100か０か白か黒か、という選択以外の道もあることがわからなくなる
• 非現実的な発想をする
• 自暴自棄になる
• 事故を起こしたり、遭ったりしやすくなる
• 自分か相手が消えることでしか問題は解決しないと思いこむ
• 問題解決をあきらめて逃げる

これは異常な事態でありあらゆる意味で非常に危険な状態です。でも、どんなにしっかりした社会的にも立派な人でも、ひとりで悩み続けてしまうことによって、こんな状態にもなるということがあるのです。

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