離婚/子どもの問題

離婚の際面接交渉について決めることとは?(2ページ目)

せっかく離婚が成立したのに、すぐにはじまる面接交渉のことでまた揉めるというのは避けたいところです。「そんな約束していない!」などということにならないためにも、なるべく具体的に決めておきましょう!

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

子どもの幸せのために面接交渉はある

きょうだい
子どもには何の罪もないのに……
離婚の際の取り決め事項は、慰謝料・財産分与や養育費などお金のことがまず重要案件で、離婚後に始まる面接交渉については「月1で」「隔月で」などと簡単に決めるだけとなりがち。すると、離婚が成立し、いざ面接交渉となったとき、元夫婦はまたここで揉めたり、意思のすり合わせをしなければならなくなったりします。

子どもを愛する気持ちは同じはずなのに、離婚時に憎しみあった感情が後を引いていると、相手のやること成すことに腹が立ち、プレゼントのおもちゃを送り返したり、子どもの様子を知らせるのを拒んだり、また、元パートナーとやりとりするくらいなら子どもと会うのも我慢した方がマシ、などということにも……。こんなことがあると、一番かわいそうなのは子どもです。

子どもには何の罪もないのに、離れて暮らす方の大好きな親と交流できない……。子どもにとって、これほど悲しいことはありません。「離れていても、ボク(わたし)のことを忘れていないよね?」この不安な子どもの気持ちを埋めてあげるために面接交渉があるのです。これを親の感情的な問題で奪ってはいけないのです。

せっかく離婚が成立したのに、すぐにはじまる面接交渉のことでまた揉めるというのは避けたいところです。思いもよらぬ相手の要求に、「そんな約束していない!」「こっちこそ!」などということにならないように、子どもの気持ちや幸せを第一に考えて、面接交渉についてはなるべく具体的に決めておきましょう。

【関連リンク】
泥沼化しがちな親権争いの乗り越え方
養育費不払い取立てマニュアル
親の心構え-面接交渉-(1)
親の心構え-面接交渉-(2)
夫婦の会話―その恐るべき影響力
子どもに離婚をつたえるとき

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