子どもに離婚をつたえるときの注意点は?
「わたしのパパ、生きてたんだ…」 |
■子どもに離婚をつたえるときの注意点
- ウソだけはついてはいけない
「パパは死んだ」「外国に行っている」などと幼い子どもにはつい言ってしまいそうになりますが、いくら離婚を説明してもわからないからといって、ウソをついてはいけません。あとで「ウソ」とわかったとき、親を信頼できなくなります。親を信頼できない子どもは、自分にも自信が持てなくなってしまいます。 - 別れた親の悪口は言わない
夫婦はもともと他人ですし、別れたらまた他人に戻るだけ。けれども、子どもは両親から血を引いているのです。どちらかが悪いから離婚することになった、というつたえ方はNGです。自分は悪い親の血を半分引いているのだ、と自分自身を否定的にとらえてしまいます。 - 子どもはまったく悪くないとしっかり言う
子どもの教育に関することで喧嘩をしたことがあったとします。そのことが離婚原因というわけではないのに、子どもは「自分のせいだ」と思ってしまうことも。また「両親を仲直りさせられなかった」と罪悪感に苦しんでしまうケースもあります。 - 別々に暮らしても親であることには変わらないと諭す
子どもは、別れた親には「捨てられた」、と感じてしまうことも。「ママとパパは別れたけれど、あなたとパパはずっと変わらず親子だよ」「会いたくなったらいつでも会えるから」などと、話してあげましょう。 - 子どもの性格と年齢を考慮して説明する
離婚原因や事実については、乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生、社会人、それぞれの年齢で、どんな言葉を遣うか、どこまで理解できるか、考えて話しましょう。多感な時期、異性問題が原因だったなら、その親に対する嫌悪感をかなり長い間引きずることにもなります。子どもの性格も考慮して、慎重に。
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