実家に戻る？戻らない？
さて、離婚後の住居として、まず手っ取り早く考えられるのが「実家」。実家に戻るか、戻らないか(戻れない)？ まずこの２つの選択肢について考えてみると…。
●「実家に戻る」場合
メリット
・家賃がかからない
・子どもの世話を親に協力してもらえる
・生活費の援助が得られる
・時間の自由がきき働きやすい
デメリット
・世間体が気になる
・干渉され、生活のペースがこれまで通りではなくなる
・甘え過ぎてしまう
(・親が元気なうちは世話をして貰えるが、逆になることも覚悟する)
●「実家に戻らない」場合
メリット
・誰にも干渉されず自由でいられる
・子どもとのコミュニケーションが密にとれる
・恋人や友人との交際がし易い
・好きな住みたい場所を選べる
デメリット
・子どもに対して心配事が増える
・経済的余裕がない
・自分の時間が取れなくなる(残業なども含めて)
まだ選択の余地がある人は幸せです。いざとなったら戻れる実家があるというのは、戻らない選択をしたとしても、心の拠りどころ・支えにもなります。実家に戻らないというより、戻れない事情がある人もいるでしょう。戻れない人は、そのことがバネとなり頑張れるということもあるでしょう。
ひとり親家庭は健康第一
実家に戻らない・戻れない人は、とにかく「健康第一」です。「体力勝負」です。冬でも風邪など引いてはいられません。子どもも風邪を引けません。お母さん、お父さん、仕事に行けなくなりますから。仕事に行けなくなれば、家賃も払えませんし、ごはんも食べられません。それくらいひとり親家庭の親子は健康が大事なのです。
これは厳しい極論でも、脅かしでもなく、ひとり親家庭の現実です。覚悟を決めたらがんばるしかないのです。同じ立場のひとり親同士のネットワークをつくって助け合うということも、ぜひして下さい。健康に自信のない人で実家に戻れる人は、無理しないで戻りましょう。心が弱っていると体にも影響します。そして、実家に戻る人も戻らない人も、目標を持って明るい離婚後の未来を築いていきましょう！
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