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超絶コースター"ええじゃないか”"試乗レポ(2ページ目)

『富士急ハイランド』に、この夏誕生する超ド級絶叫コースター『ええじゃないか』の、先行試乗会レポート!かってない動きをするコースターとはいったいどんな?

執筆者:落合 宏樹

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2.驚天動地!どっちが上でも『ええじゃないか』

上から横からガッシリ"サポート"

『ええじゃないか』の脇に立ちライドを間近で見ると、その独特の形状と巨大さにビックリ。真ん中のレールから左右に座席が2つずつ大きく張り出した車両(には見えないが)が5両つながった、1編成20人乗り。その形状から、乗り降りに結構時間がかかるので、開業時の『ドドンパ』『FUJIYAMA』以上の待ち時間を覚悟する必要があるかも。
ホールド感はバッチリ
床面が下がって足がブラブラ状態となり出発準備完了。スタッフの女の子の『ええじゃないか~!』のかけ声と共に、ライドは後ろ向きに動き出しました。コンベアで地上76mの最高点まで上昇した後、軽くワンバウンドして、そのままファーストドロップを真っ逆さま・・・と思いきや、座席がグルリンと回転し、あっという間に頭が上に。『ええじゃないか』というより『なんじゃこりゃ』といった感じ。
後ろ向きだと思い込んでたら・・
コースターは最高速度126km/hで大ループの内側に突入。最高地点で天地が逆になったあたりから、座席が後ろ向きに回転しはじめた。さらにねじれループへと侵入し、フルツイスティング(360度ねじり回転)をフルフロントフリップ(360前方回転)しながら駆け抜けたあたりからは、もう全くもって訳がわからず。ラストの2回目のループは、外周を走るパターンで、前に90度・後ろに90度回転しながら走行(していたらしい)し無事終了。 2006年7月
摩訶不思議なライド
実際に乗車した感想は、正直に言うと私は苦手。どんなに高いところから急角度で落ちても、コースターと景色を楽しめる私ですが、回転系はダメ・・・酔うんです。最初の降車時は、かなりキました。2度目は動きをある程度覚えていたのでだいぶ平気でしたが。絶叫系というより回転ハチャメチャ系といった方が正しいかも。『トンデミーナ』に通じるものがあります。
結論としては、『いま自分がどうなっているか』が全然わからない状態で疾走する不思議感覚はとても新鮮で、絶対に一度は乗ってみるべき。しかし2度・3度乗りたいという人は、回転系に強い人(=酔わない人)に限られそう。これで富士急ハイランドには、コースターの王道を極めた『FUJIYAMA』、ロケットスタートと最高速度が魅力の『ドドンパ』とあわせ、特徴ある3種類の大規模コースターが揃い踏みとなりました。
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