『ジャンプシミュレーター』は、ラージヒルジャンプの迫力を味わえる世界初の装置で、選手の視線から見たビデオ映像をゴーグルビジョンで見ながら、アプローチ→踏切→ジャンプを体験できる優れもの。なんと風圧も体感できます。
体験者の名前を申告し、ビデオによる説明の後は、いよいよ本番。雰囲気を盛り上げるアナウンスが流れる中、クラウチングスタイルでスタート合図とともに滑り出します。
シミュレーターは、まるで実際にスキーで超急斜面を滑走しているようなリアル感。風を全身で感じているとスピードがグングン上がり、あっという間に踏切ポイントが目前に。タイミングを見計らって、力強く斜め前方へジャンプ!そしてすぐにV字飛行態勢へ(←すっかり気分は舩木選手)。
が・・・あっという間に減速し着地。札幌市街を見渡しながら飛行を楽しむ予定が、飛んでいたのはほんの一瞬でした。装置を降り、モニターで自分の飛んでいる姿をCG画像で確認すると、記録はたった『50m』イケてなすぎるぅ~~。スポーツはそんなに甘くない・・・と、あらためてオリンピック選手の凄さを実感したのでありました。私の連れも同様の結果に終わり、楽しいながらも「また来て今度こそ成功ジャンプを決めよう!」とリベンジを誓う2人でありました。
新鮮な体験ですっかりハイテンションとなった私たちは、その後も1階の『体感・体験ゾーン』で、ウインタースポーツ競技に真剣にチャレンジを続けます。
中でも楽しかったのが『アイスホッケーキーパー体験』。アイスホッケーのキーパー役となり、画面のシューターの動きを読んでシュートをキャッチする、ど迫力のシミュレーターです。
そのほか、スピードスケート選手も実際にトレーニングに使っているという『スピードスケート用スライドボード』や、3人で競争もできる『クロスカントリーレース』など7つの体験装置は、どれも思わず夢中になってしまう体験ができます。
ミュージアムを満喫した後は、隣の『大倉山ジャンプ競技場』へ。リフト(往復\500)を使い、さきほど擬似体験したジャンプ台へ登ってみましょう。助走の滑走路は、ほとんど垂直のような急斜面で、ここを直滑降で助走するなんて、めちゃくちゃ恐そう。。。展望ラウンジからは、札幌市街の景色を一望でき、夏季はリフトが21時まで運行しているため、宝石のような夜景を眺めることもでききます。
ソルトレーク・オリンピック後にこのミュージアムを訪れ、各競技を擬似体験し、2人で成績を競い合ってはいかがですか?
札幌ウインタースポーツミュージアムDATA | ||
住所 | 〒064-0958 札幌市中央区宮の森1274 | |
TEL | 011-631-2000 | |
夏季営業時間 | 9:00~18:00 | (5月~10月) |
冬季営業時間 | 9:30~17:00 | (11月~4月) |
休業日 | 毎週最終火曜日、年末特別休館日 | |
料金 | 600円 (中学生以下は無料) | |
交通手段 | 『地下鉄東西線・円山公園』駅下車 →市営バス『西14番』荒井山線で約10分 →『大倉山競技場入口』下車 徒歩約10分 ※4/29~11/3は円山公園駅よりシャトルバスがある |
********関連サイト*********
■札幌ウインタースポーツミュージアム
■大倉山ジャンプ競技場
■日本オリンピック委員会(JOC)
■札幌市交通局(地下鉄・市営バス)