年賀状をエコにするには
12月になると気になるのが、年賀状をどうするか。そこで今回は3つの方法として、カーボンオフセット年賀、カーボンオフセット付きのソフト「筆ぐるめ」、それにグリーンエコ年賀状という印刷サービスを紹介します。来年は、年始のご挨拶からさりげなくエコでいきましょう。
日本郵便のカーボンオフセット年賀
まず紹介したいのが、日本郵便の「カーボンオフセット年賀」。これは、日本郵便が昨年からおこなっている取り組みです。カーボンオフセットとは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを、世界各地のクリーンエネルギー事業や省エネ事業などを通じて打ち消す仕組みです。
カーボンオフセット年賀は、1枚55円の購入金額のうち5円がカーボンオフセットに寄付され、国連の承認している世界各地のCO2削減プロジェクトに使われます。カ-ボンオフセット年賀を買うことで気軽にCO2削減に貢献できるのが、この年賀状のポイントです。(カーボンオフセット年賀の仕組みについて詳しくは
こちらをお読みください。)
こんな面白いキャンペーンも!
日本郵政では、カーボンオフセット年賀の発売にあわせて「いきものが暮らす、地球の未来に贈ろう」という面白いキャンペーンもおこなっています。日本郵政、日本郵便、月刊ソトコト、ロハスクラブが共同でおこなっており、カ-ボンオフセット年賀を使ったエコアクションを提案しています。
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男鹿水族館GAOのゴマフアザラシのみずき。この画像だけダウンロードしてあとは自分で加工することも可能です。(C) 男鹿水族館GAO |
提案しているアクションは2つ。1つ目は「エコアクション宣言を書こう」。年賀状の裏面にエコアクション宣言を書くというのがその内容です。今回は、全国6ケ所の動物園、水族館の協力を得ていろんな動物の画像や、それを使ったメッセージテンプレートをダウンロードできるのが嬉しい点。
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メッセージテンプレートを使った場合の例。既にデザイン済みなので、あとはプリントアウトするだけです。(C) 北海道円山動物園 |
2つ目のアクションは、贈ること。大切な人に贈るとともに、協力してくれた動物園、水族館の動物たちに贈ろう、と呼びかけています。
説明にしたがって動物園、水族館にエコアクション宣言を書いた年賀状を贈ると、贈った人の寄附金5円に日本郵便の寄附金5円を加えた10円が、カーボンオフセットに寄付されます。これに加えてソトコトからも1枚につき5円をボルネオの生物多様性保全に取り組む「BCTジャパン」へ寄附するそうです。さらに、抽選で1800人に動物園、水族館からお礼の年賀状やキャンペーンオリジナル図書カード(500円分)が贈られる、とのこと。みなさんもぜひ参加を!